【ZONE 9】実際に生産している様子を見てみましょう
クルマを展示し、パネルや現物などで技術を紹介するのは他社でも行なっています。ですがマツダは、さらに上を行きます。なんと、作っているところが見学できるのです! これは他社にはないもの。
【ZONE 10】マツダの「魂動」デザインに触れる
最後はマツダのデザインテーマ「魂動」のコーナーです。
魂動って何? というと、「クルマに命を与える。それがマツダのデザイン思想」なのだそう。そして「ドライバーとクルマの関係をエモーショナルなものにする」「生命感と速さを感じる動きの表現を目指す」「匠の感性と技能を生かした究極のエレガンスを追求する」「引き算の美学」とのこと。
ブースはチーターが動き出す瞬間をモチーフにしたオブジェ(の模型)がお出迎え。これが魂動デザインの御神体と呼ばれているのだとか。
ブースを進むとトラックレーサー(自転車)の姿が。これは2015年4月イタリアのミラノで開催されたミラノデザインウィーク2015に出展した「Bike by KODO concept」で、自転車本来の美しさを追求し、シンプルな中にも「マツダ・ロードスター」に通じる魂動デザインならではの躍動感を込めているのだとか。
製作はデザイン本部デザインモデリングスタジオが携わっているそうで、フレームは1枚の鉄板を丁寧にたたき出して作ったそうです。
続いて素敵なソファが展示されていました。これは「Sofa by KODO concept」というもので、魂動デザインの力強いスタンスを伴ったフォルムを持ち、無駄のない凛とした造詣でありながら、「座り心地の良さ」というソファに本来求められる機能を犠牲にしていないとのこと。クルマだけでなく、ほかのプロダクトを見ることで、なんとなく魂動デザインというものがわかったような……。
それでは魂動デザインのクルマ達を見てみましょう。
まずは初代CX-5のクレイモデル。先ほども登場しましたが、魂動デザインの第1弾です。マツダは手でモノを作り出すことを重視しているようで、こちらもクレイモデラーが手で削りながら作り上げたものです。
続いて2015年に開催された第44回東京モーターショーで世界初公開され、話題を集めた「RX-VISION」。マツダが考える最も美しいFRスポーツカーの造形に挑戦したとのこと。当時会場ではよく見えなかったのですが、ここではしっかりと観察することができます。結構大きくて驚きます。
そして、似たようで異なるクルマが「VISION COUPE」。2017年の東京モーターショーで発表したコンセプトカーです。次世代デザインが目指す「エレガントで上質なスタイル」を描いたデザインビジョンモデルで、よくみると4ドアだったりします。
ブースの最後に飾られていたのは人気ドライブシミュレーター「グランツーリスモ6」に収録されている「マツダ LM55 ビジョン グランツーリスモ」のフルスケールモデル。これももちろん魂動デザインです。ちなみにLM55は、ル・マンを制した55号車から採られています。
マツダミュージアムの展示は以上で終了。とにかく綺麗で清潔。落ち着いた雰囲気で、とても居心地のよい空間でした。いつまでも居たいし、いつまでも観ていたい、というのが月並みですが正直な感想。この居心地のよさは、マツダ車やディーラーにも似ているかも。マツダってスゴいなぁ、と改めて感心しました。
【ミュージアムショップ】オシャレなアイテムがいっぱい!
オススメは「もみじ饅頭」
再びエントランスに戻り、ミュージアムショップでお土産を探してみることにしましょう。
まずは定番の1/43ミニカー。外国の方に人気だそうで、売り切れがいくつか……。787Bとか買っちゃいますよね。
コスモスポーツの線図のアートフレームとかはインテリアにとても良さそうです。
マツダを代表する名車をシンプルなグラフィックで描がいた「マツダミュージアム トートバック」は、普段のお買い物にも役立ちそうです。
ロードスターもみじ饅頭を発見! これは広島土産にとても良さそうです。
2020年1月30日に創立100周年を迎えたマツダの、過去から現代、そして未来に触れられるマツダミュージアム。クルマ好きはもちろんですが、そうでない方も広島に訪れた際は絶対に行くべきオススメのスポットです。きっと、マツダとクルマが好きになりますよ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります