大晦日は愛知県で「日本最短ジェット機路線」、元旦は長崎県で「初日の出フライト」と各地で取材をしていたため、当然ながら取材先への移動手段も必要になります。とはいえ年末年始といえば、飛行機のチケット代も高く、新幹線も大混雑するシーズンです。
なるべく取材費を極力抑えたいと考え、新ルールが適用された「青春18きっぷ」を使い、年末年始の5日間を移動してみました。
●新「青春18きっぷ」で5日間の旅をしよう
「青春18きっぷ」は全国のJR在来線・快速列車が乗り放題のきっぷですが、従来は任意の5日間(回)で利用できたのに対し、新ルールでは連続した5日間(1万2050円)、または連続した3日間(1万円)での利用が必須となっています。今回は5日間のプランを購入しました。お得なきっぷですが、この違いが、旅の計画や快適さにどのように影響するのか、実際に体験しておこうというわけです。
出発日は12月31日に設定。この日は地元神奈川県の戸塚駅から名古屋駅へと向かいます。以前と同じく「青春18きっぷ」は券売機で購入でき、支払いもクレジットカードが使えます。
購入が完了すると、きっぷとあわせて青春18きっぷの細かいルールなどが記載された紙が券売機から出てきます。きっぷのサイズは長辺が短くなっていますね。いままでは使用する回数ごとに改札のスタンプを押してもらうため、そのスペースが必要でしたが、新ルールでは自動改札が使えるようになったためです。
●戸塚駅(神奈川県)から名古屋駅(愛知県)へ
さっそく、自動改札に「青春18きっぷ」を通して利用開始です。12月31日に利用開始なので、1月4日まで、全国JRの在来線普通列車・快速列車などが乗り放題となります。ちなみに今回のリニューアルで、最終日は0時を過ぎても最終列車までは利用できるようになりました。
以前までは「0時を過ぎて最初に停車する駅」だったので、最初に停車する駅よりも先へ行く場合は、別途精算が必要でしたが不要となります。これはとにかく鉄道に乗り続けたいという人にはうれしいポイントかなと。
自動改札が使えるのは結構便利。今までは有人改札でチェックしてもらう必要があり、ほかの乗客が質問などをしていると、なかなか改札が通れなくてストレスでしたが、自動改札でサッと抜けられるのはラクチン。
初日の移動は、戸塚駅から名古屋駅まで。乗車時間 5時間41分で到着しました。乗車距離は325.1kmで、通常料金なら5720円ぶんの移動となります。青春18きっぷ5日間は1日あたり2410円ですので、半額以下の料金で移動できた計算になります。
そのまま九州へ向かう予定ですが、取材の都合で時間が足りないため、一度、中部国際空港から福岡空港へ飛行機で移動し、博多駅から特急と西九州新幹線を乗り継いで長崎県の大村駅まで移動して、1泊しました。
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