LunarLakeにRyzen AIにSnapdragon XのAI PCを一気に発表です
ついに1kg切りの「ThinkPad X1 Carbon」登場! Lenovoが新CPU「CoreUltra2」搭載ノートなど10機種のAI-PCを発表
Lenovoは9月6日にIFA2024に向け、インテルの新CPU「Core Ultra プロセッサー (シリーズ2)」(Lunar Lake)や、AMD のRyzen AI、Snapdragon Xを搭載した「AIノートPC」を10機種発表した。
ThinkPad、ThinkBook、Yoga、IdeaPadとコンシューマーからビジネスまで幅広くAI CPUを採用している。
日本向けも同時に情報公開され、コンシューマー向けのYogaやIdeaPadが9月下旬から順次発売となる。
フラッグシップノートはLunarLake投入し
「1kg切り」を実現
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition
おなじみ超軽量のフラッグシップノートX1 Carbonに「CoreUltraシリーズ2」モデルが登場。CPUにはシリーズ2のCore Ultra 7を搭載、メインメモリーは最高で32GB、ストレージは最高2TB搭載する。
ディスプレーは最高で14インチの2.8KOLED AGARASディスプレイで100%DCI-P3、120Hz、最高輝度は400nit、HDR True Black 500、Dolby Vision、Eyesafeなどの認証を持つ。
インターフェースはThunderbolt4×2、 USB3.2Gen1 (5Gbps)のType-A×2、HDMI 2.1、オーディオコンボジャックを内蔵。無線はWi-Fi7とBluetooth5.4で、2025年には5Gサブ6GHzにも対応する。
オーディオは2スピーカー2マイクでDolby AtmosとDolby Voice対応。カメラはプライバシーシャッター内蔵のFHD + IRだ。
キーボードはバックライト付きトラックポイントキーボードで、3ボタンのトラックパッドまたは、ハプティックタッチパッドを選べる。
バッテリーは57Whで交換可能、駆動時間は18時間以上、ACアダプターは65W出力のGaN採用でType-C接続となる。
天板はカーボンファイバーで、キーボード面と底面は90%リサイクル素材のマグネシウム。サイズは312.8×214.75×8.08~14.37mmで重量は980gからとなる。
ソフトウェアとして、Lenovo Aura Edition Smart Experiences、Lenovo Commercial Vantage、Intel Unison、Intel Connectivity Performance Suiteを搭載する。
Aura Editionには、ユーザーの操作に合わせてパフォーマンスやAI機能を最適化する「スマートモード」、AIによりデバイス間でのシームレスな画像共有を可能にする「スマートシェア」、オンラインサポートの「スマートケア」などが搭載されている。
参考出品の自動開閉&首振りノート
Auto Twist AI PC
発表会の最後に、ユーザーとIA (インテリジェント・オートメーション) およびAIとのインタラクション実証機として「Auto Twist AI PC」を発表した。
ディスプレー部が自動で開閉と回転する機構を持ち、音声と画像認識によって、ユーザーをトラックする。
YOGAシリーズにもCoreUltra2採用
Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9
Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9はCore Ultra シリーズ2のCore Ultra 7、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB内蔵できる。
ディスプレーは 15.3インチの2.8K(2880×1800)LCDで、120Hz、500nit、100% sRGB、100% P3、TÜV Low Blue Light、Eyesafe認証で、タッチ対応だ。
インターフェースはThunderbolt4×2、USB 3.2Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオコンボジャック。 バッテリーは70Wh内蔵で、ボディサイズは343.8×235.4×13.9mmで、重さは1.46kgから。
Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9は日本では9月下旬から10月上旬発売予定で、価格は25万円前後となる。
Ryzen AIモデルも同時発表
ThinkPad T14s Gen 6 AMD
ThinkBook 16 Gen 7+
Yoga Pro 7 Gen 9
レノボは、Ryzen AIを搭載したCopilot+PCも初めて3機種発表した。
ThinkPad T14s Gen 6 AMD
ThinkPad T14s Gen 6 AMDは、CPUにAMD Ryzen AIプロセッサーを搭載。メインメモリーは最高64GB、ストレージは最高1TB内蔵できる。 ディスプレーは2種類で、14インチのWUXGA IPS低電力・アンチグレアで、100%sRGB、最高輝度400nitと、WUXGAのタッチ対応・アンチグレアで、45%NTSC、最高輝度400nitになる。
インターフェースはUSB Type-C(40Gbps)×2、USB Type-A(5Gbps)×2、HDMI2.1にオーディオコンボジャック、SIMスロット。
バッテリーは58WhでACアダプターは65W出力のType-C。ボディサイズは313.6×219.4×16.9mmで、重さは1.3kgから。
ThinkBook 16 Gen 7+
ThinkBook 16 Gen 7+はCPUにAMD Ryzen AI 9 365、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高2TB内蔵可能。
ディスプレーは16インチの3.2K IPSで、最高輝度は400nit、165Hz、DCI-P3、TÜV hardware Low Blue Light、Eyesafe、Dolby Vision対応だ。
インターフェースはThunderbolt4、USB3.2Gen 2 (10Gbps)のType-C、USB3.1 Type-A×2、USB2.0 Type-A、HDMI2.1、RJ45、オーディオコンボジャック、SDカードスロット。
バッテリーは大容量の85Whで、ビデオ再生で17時間駆動、ACアダプターは100W出力のType-C。ボディサイズは357×248×16.9mmで、重さは1.9kgから。
Yoga Pro 7 Gen 9
Yoga Pro 7 Gen 9はCPUにAMD Ryzen AI 9 365、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB。
ディスプレーは14.5インチの2.8K (2880×1800) OLEDで、120Hz、600nit、100% Adobe RGB、100% sRGB、100% P3で、TÜV Low Blue Light とEyesafe認証を受けている。
インターフェースはUSB4.0Gen1 Type-C、USB3.2Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオコンボジャック。
バッテリーは73Wh内蔵で、ボディサイズは325.5×226.49×15.6mm、重さは1.54kgから。
Yoga Pro 7 Gen 9は、日本では9月下旬から10月上旬発売予定で、価格は26万円前後となる。
Snapdragon Xも拡充
ThinkBook 16 Gen 7
IdeaPad Slim 5x Gen 9
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9
インテル、AMDとともに、Snapdragon Xを搭載したCopilot+PCも拡充し3機種発表した。
ThinkBook 16 Gen 7
ThinkBook 16 Gen 7はCPUに8コアのSnapdragon X Plus、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB内蔵できる。
ディスプレーは2種類で、16インチのWQXGAで2.5KのIPS、100% sRGB、最高輝度は350nitと、WUXGAのIPSで、60Hz、45%NTSC、300nitを選べる。
インターフェースはUSB Type-C(10Gbps)×2に、USB Type-A(5Gbps)×2、HDMI 2.1、オーディオコンボジャック、SDカードスロット。
バッテリーは65WhでACアダプターは65W出力のType-C。ボディサイズは356.4×248.4×16.7mmで、重さは1.82kgから。
IdeaPad Slim 5x Gen 9
IdeaPad Slim 5x Gen 9はCPUに8コアのSnapdragon X Plus、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB内蔵する。
ディスプレーは最高で14インチWUXGA(1920×1200)のOLEDで、400nit、60Hz、100% DCI-P3、TÜV Low Blue Light認証済みだ。
インターフェースはUSB Type-C、 USB Type- A×2、HDMI 2.1、オーディオコンボジャック、マイクロSDカードスロット。
バッテリーは57Wh内蔵で、サイズは312×221×16.9mm、重さは1.48kgから。
IdeaPad Slim 5x Gen 9は、日本では9月下旬から10月上旬発売予定で、価格は15万円前後となる。
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9はディスプレーが360度回転するいわゆるYOGA型の2in1PCだ。CPUに8コアのSnapdragon X Plus、メインメモリーは最高16GB、ストレージは最高1TB内蔵する。
ディスプレーは最高で14インチWUXGA(1920×1200)のOLEDで、400nit、60Hz、100% DCI-P3、TÜV Low Blue Light認証済みだ。
インターフェースはUSB Type-C×2、 USB Type- A×2、HDMI 2.1、オーディオコンボジャック、マイクロSDカードスロット。
バッテリーは57Wh内蔵で、サイズは313×227×17.5mm、重さは1.5kgから。 IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9は日本ではレノボオンラインから9月6日発売予定で、価格は12万円前後となる。
Ryzen 7000シリーズ搭載モデルも登場
IdeaPad Slim 5 Gen10 13/15
IdeaPad Slim 5は13インチと15インチの2サイズで、CPUにはRyzen 7000シリーズを搭載する。メインメモリーは13が最高16GB、15が32GB、ストレージは最高1TBだ。
ディスプレーは13.3インチと15.3インチでともにWUXGA(1920×1200)で、15では2.5KのOLEDも選択できる。
サイズは13が295.58×206.95×14.3mm、15が339.33×236×15.6mmで、重さは1.15kgと1.49kgからとなる。 欧州では両サイズともに699ユーロで10月発売予定だ。
「Lenovo Creator Zone」
画像生成AIのStable Diffusionが組み込まれたAI搭載ソフトウェア・スイート「Lenovo Creator Zone」も発表され、Yoga Pro 9iから提供される。クリエイターは自然言語と参照画像を基にビジュアル・コンテンツを生成および編集できる。ほかのYogaシリーズにも展開される予定だ。
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