岩手県盛岡市の「もりおか歴史文化館」で、8月10日から企画展「城の跡 -残された盛岡城関連資料」が開催されます。
盛岡城は盛岡藩主の南部家の居城でしたが、明治時代に建物が取り壊され、今は石垣だけが残る「盛岡城跡公園」になっています。建物が残っていたとしたらどんなお城だったんでしょうか。城跡ってイマジネーションがかきたてられますよね。
わすかに残された盛岡城の資料
8月10日(土)から10月27日(日)まで、岩手県のもりおか歴史文化館」で企画展「城の跡 -残された盛岡城関連資料」が開催されます。
盛岡城は1874年に取り壊されてから今年で150年。初代藩主の南部信直が豊臣秀吉の許可を得て築城し、1633年に3代目藩主の重直が入城。以降200年以上もの間、盛岡藩の中枢として存在していました。
しかし現在、城内のどこにどのような建物が残っていたのはわかりません。近年、盛岡城跡歴史的建造物復元に向けた動きが活発化していて、今回の企画展では現存する盛岡城関連資料を紹介します。
画家・狩野存信が描いた「盛岡城図」では、城の西側から見た盛岡城の本丸の姿が。城内の南側に本丸があるということは、北側の弘前藩を脅威に感じていたということでしょうか。
江戸時代、経年や災害などで傷んだ城郭を修復するためには幕府の許可が必要だったそう。もりおか歴史文化館では、その許可書の一部が保管されています。達筆過ぎて私には読めません。書状の下半分には何やら絵のようなものも描かれていますが…。いや…普通に漢字の一部なのかも?
復元された盛岡城もとても見たいですが、今のまま「ここにはどんな建物があったのだろう」と想像するのも楽しいところ。展示資料を見て、想像を膨らませながら再建を待ちたいと思います。
企画展「城の跡 -残された盛岡城関連資料」
展示期間:8月10日(土)~10月27日(日) ※休館日:8月20日(火)、9月17日(火)、10月15日(火)
展示会場:もりおか歴史文化館 2階企画展示室(岩手県盛岡市内丸1-50)
開館時間:9:00~19:00(※入場受付は18:30まで)
観覧料:一般¥300、高校生¥200、小・中学生¥100、団体(20人以上)は各2割引
※2階歴史常設展示室にもご入場いただけます
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