9月3日(火)から、佐賀県にある「唐津市末盧館」で唐津城石垣再築整備事業完了記念イベント「唐津城石垣16年の解体新書」が開催されます。
そのうち特別展「新説 唐津城築城」展では、16年間にわたって行われてきた文化財調査の成果が一挙公開されます。これは見たい!
名護屋城の素材をリサイクルする意識高めな城主・寺沢広高
豊臣秀吉の家臣・寺沢広高によって築城された唐津城。松浦川と神田川の河口部分の大改修を行ったり、廃城となっていた名護屋城の遺材を使用したりと、土木の知識に長けていただけではなく、日本古来の「もったいない」文化、今でいうSDGs的な意識も持っていた城主様だったようですね。
そんな唐津城ですが、天守や櫓などが少しずつ復元されており、2008年からは石垣の修理が行われていました。その修理の最中、埋没した旧石垣や金箔瓦等の重要な遺構や遺物が発見され、このたび一挙公開されることに。
名護屋城と同じ瓦や、秀吉の政治的威光を示す金箔が施された瓦、築城当時&築城前の石垣などが見られるかも。金箔の瓦って見たことありませんが、どんな感じなんでしょうか。
ほかにも記念講座やギャラリートーク、シンポジウムなどさまざまな催しが行われます。こちらも面白そう!
唐津城石垣再築整備事業完了記念特別展「新説 唐津城築城」展
期間:9月3日(火)~2025年2月16日(日)
場所:唐津市末盧館(佐賀県唐津市菜畑3359番地2)
休館日:月曜日(月曜日が祝日のときは開館、翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
※9月21日~10月28日の期間中は、休館日なし。
開館時間:9:00~17:00
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