イベント会場内の椅子に座りまくってみた
世界一のコンピューター見本市でNo.1のゲーミングチェアを探した結果
ゲーミングチェアは、快適なゲームプレイをユーザーに提供することに特化した、レーシングカーのシートのようなデザインが特徴的な椅子だ。
コントローラーの操作性や安定性を向上させてくれる椅子や、リラックスして休憩できる椅子など、売りにしている特徴はさまざまで、数多くのゲーミングチェアがあるので今や好みで求めた椅子を見つけられるだろう。
COMPUTEX TAIPEI 2024にも各企業がゲーミングチェアを展示したり、ゲームなどの体験コーナーで使用したりしていた。実際に座われるようだったので、椅子を見かけたらとにかく座りまくって、座った時の感覚を比較してみた。思わず買いたいと思えるNo.1の椅子を会場内で探したい。
背もたれを4段階で調整できる
irocks
irocksの「T07 NEO」は、クッション性はなく跳ね返すような弾力があって、集中力を維持したい人に向いていそうな椅子。背もたれは通気性のあるメッシュのフレームで、シートは柔らかいクッション。背もたれの角度を4段階で調整でき、最大25度まで調節可能だ。
「T29 ERGONOMIC GAMING CHAIR」は、リラックスを重視したい人に合いそうなゲーミングチェア。全体がニット生地で快適な柔らかさをしていた。背もたれの角度は4段階に調整でき、最大158度と稼働範囲が広い。
高級車の座席のような
anda seaT
anda seaT「Kaiser」は、高級車の座席のようなロイヤル感のあるゲーミングチェア。背もたれは4段階で最大165度まで傾けられる。レバーで動かすロック式なので、椅子の傾きを固定したい人におすすめ。
ブースのスタッフに「アイムジャパニーズ」と言うと、カタコトで「ヨドバシにも売っているよ」と教えてくれた。なので、馴染みのあるユーザーもいるのでないだろうか。
まるでソファのように沈む感覚
THUNDERX3
THUNDERX3の「FLEX Pro」は、織り生地の布が全体を構成する肌触りの良いゲーミングチェア。動きに合わせて背もたれが前後するので、椅子がユーザーの動きとマッチし、ゲームの集中を支えてくれる。
「CORE Smart」は、第一印象「え、寝れる!」と、個人的に感動したゲーミングチェア。全体はレザー革で、まるでソファのように寄りかかると沈んでいく感覚がある。こちらも同様にレバー操作などはなく動きに合わせて背もたれが前後する。
タイプは3種類あって、真ん中の織り生地タイプがマイベスト賞。「よし、日本に戻ったら買おう!」と思ったのだが、販売ページをみるとTHUNDERX3の製品は日本で販売していないらしい。ウソだろ……
ゲーミングチェア専門を除けば、休憩に使えたり、ゲーム体験に使われていたり、多くの企業がブースの一部に椅子を置いていた。特定のPCブランドが好きで周辺に置くものにこだわりのある人は、好きなブランドで椅子を選ぶのも面白い。
一番よかった椅子を買おうと始めた“ゲーミングチェア探し”は、その椅子が日本では買えないという微妙な結果に終わったが、実際に座りながら比較できるのはいい機会だった。
このCOMPUTEXの一期一会を忘れずに、似たような感覚を持つゲーミングチェアを日本で探すとしよう。
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