ごきげんよう、ナベコです。ハンバーガーチェーンの話題を度々取り上げているアスキーグルメですが、各社めまぐるしく新作バーガーが登場する一方で、不動の定番バーガーってありますよね。
そのひとつが“テリヤキバーガー”。大人から子供まで人気のテリヤキ味のハンバーガーです。
多くのチェーンでレギュラー販売されていますが、テリヤキバーガーの元祖は日本生まれの「モスバーガー」と言われています。
そんなモスでまったく新しいテリヤキバーガーが登場しました!
プレミアムな「とろったま照りやき」バーガー登場
モスバーガーは「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」を5月22日から期間限定で発売します。単品690円。
今年3月からスタートした、国産牛100%パティ使用の「新とびきり」シリーズの新商品。通常のテリヤキバーガー(レギュラー販売中)と併売する形です。
実は、最初は売れなかったテリヤキバーガー
モスバーガーのテリヤキバーガーへの思い入れは並々ではありません。新商品の発売に向けて開催された発表会では、テリヤキバーガーの歴史が紐解かれました。
モスバーガーは1972年、東京板橋区の成増の地で産声をあげました。初代テリヤバーガーが登場したのはその翌年の1973年5月のこと。
日本人の味覚に合うハンバーガーを、という狙いから既存のハンバーガーの枠にとらわれずに開発した画期的なテリヤキバーガーでしたが、発売当初はまったくといって売れなかったそうです。
「テリヤキバーガー」の概念がまだなかった時代、テリヤキ=魚料理の“照り焼き”のイメージが強く、ハンバーガーとしては受け入れ難かったものと推測されます。
その状況を変えたのは当時の女子高生。食に対して先入観がない女子高生たちは、テリヤキバーガーを素直に「おいしい」と喜んだそうです。彼女たちが口こみで評判を広げたことがきっかけで話題になり、現在のテリヤキバーガー人気につながっています。
元祖チェーンが打ち出す、まったく新しい「テリヤキ」
半世紀以上、モスバーガーが大事にしてきたテリヤキバーガー。そんなテリヤキの新商品はいかに。
「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」は、国産牛100%のパティを使用。発売中の「新とびきりチーズ」と同じパティです。
ポイントは国産牛パティに合わせるため開発した専用の「照りやきソース」。
定番のテリヤキソースよりも香りの強い仕立てで、材料としては、豆みそと米みそという2種類のみそにニンニクやカツオの風味を効かせ、さらに、熊本製造の赤酒や高知県産の生姜ペースト、青森県産のりんご果汁などの国産素材を配合しています。
トッピングとして、北海道産ゴーダチーズ、北海道産チェダーチーズ、パルメザンチーズを合わせた、コクがあるチーズと、まろやかな半熟風たまごを合わせて、バンズでサンド。
国産牛のパティを始めとした、国産素材を様々に使用しており、価格帯もお高めな、贅沢仕様のテリヤキバーガーです。
テリヤキを超えた味わいでした
私ナベコは、もちろんテリヤキバーガーが大好き。今でこそお店に行った時の気分でいろいろな味をチョイスしていますが、一時期はテリヤキが好きすぎて「テリヤキバーガー、一択」でした。
さて、ちょっとリッチな「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」の味は?
食べる前から、いつものテリヤキバーガーとはちょっと違うぞと思わせるテリヤキの香りがします。ニンニクやカツオの風味を効かせているということで、凝った料理のような奥深さがある香り。
ガブリといただくと、まず飛び込んで来るのは、牛100%使用のパティの旨みと、それをサポートするようなソースのそそる味わい。そこに、ガツンと濃厚なチーズの風味が合わさってきます。
食べ進めていくと、卵黄ソースがトロ~ッと! たまらないです。
定番のテリヤキバーガーがこってりした味わいですが、そのイメージのまま食べると、意外なことにテリヤキ味はやや控えめ。味噌など様々な味の要素が絡んで、繊細で上品ながらもパティを引き立てます。
それだけだと印象が弱くなってしまいそうなところ、チーズのコクが大胆に主張することで、リッチなハーモニーに。
これぞプレミアムなテリヤキバーガー。まるで、レストランで作ったハンバーガーのよう!
今まで食べたことない境地
「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」は上品で贅沢な味わい。ただし、「いつものテリヤキーバーが食べたい」という時にはちょっとびっくりするかも。それくらい、まったく別ものなので、ワンランク上の味を楽しみたい時に選ぶとよいでしょう。
販売期間は7月22日までを予定。最初に書いたように、期間中、定番のテリヤキバーガー(単品430円)も変わらず販売されます。50年以上の歴史を感じる、テリヤキバーガーの新境地。テリヤキ好きは必食です!
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