Lepton Hydro WSZ790をレビュー
高負荷時でも40dB未満、14900Kは91度でRTX 4080 SUPERは約56度!次世代WSの神バランス
FFXIVとCyberpunk 2077でベンチマーク
水冷GeForce RTX 4080 SUPERはよく冷える
続いては、水冷化したビデオカードをゲームやクリエイティブ系のテストでチェックしてみよう。まずは先日リリースされたばかりの最新ベンチマークアプリ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FFXIVベンチマーク)から。
画質設定は「最高品質」、解像度はフルHD(1920×1080ドット)と4K(3840×2160ドット)の2パターンで計測。本ベンチマークは以前のバージョンと異なり、アップスケーラーを選択できるようになったので、「DLSS」を選んだ。
フルHD時のスコアーは32223、4K時のスコアーは13981と、どちらもGeForce RTX 4080 SUPERらしい高水準の結果だ。出力したレポートによると、平均フレームレートはフルHD時で平均235.6fps、4K時で100.28fps。最低フレームレートは4K時でも60fpsを上回っており、解像度を問わず快適な描画と言える。
テスト直後のGPUの状態をHWiNFO64 Proで確認してみたところ、GPU温度(GPU Temperature)はフルHD時で平均41.2度・最大51.3度だった。4K時でも平均46.7度・最大53.9度と、どちらも非常によく抑えられており、水冷カスタムの恩恵が大きいことがうかがえる。
また、ホットスポット温度(GPU Hot Spot Temperature)が最大62.8度に収まっている点も、かなりインパクトのある結果だろう。ここは空冷であれば80度を超えることも珍しくないからだ。ちなみに、GPUの動作クロックは2550~2700MHzのあいだで推移しており、定格よりも若干高めに設定されているようだ。
美麗な画質がウリで描画が高負荷なゲームタイトル、「Cyberpunk 2077」でも動作をチェックしてみた。こちらはプリセットを「レイトレーシング:ウルトラ」に設定し、解像度はフルHD(1920×1080ドット)と4K(3840×2160ドット)の2パターン。ベンチマークモードを用いてフレームレートを計測している。
極めて高負荷なタイトルだが、フレームレートはフルHD時で平均125.12fps・最小105.58fps。4K時でも平均82.78fps・最小74.16fpsと、十分快適に遊べる結果だった。
GPU温度はフルHD時で最大44.2度、4K時でも最大50.8度と高い冷却力を示した。ただし、Cyberpunk 2077はCPUの負荷も高い。ベンチマーク開始直後のPL2動作時にはCPU温度が最大で90度、CPUパッケージ温度が91度まで上昇していた点は留意しておきたい。
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