Lepton Hydro WSZ790 Cubeをレビュー
14900KF&RTX 4090で小型キューブを実現できるデュアル水冷ワークステーションは怪作か?傑作か?
「PCの性能は高いに越したことはないが、本体サイズもできるだけ小型にしたい」――サイコムのBTOワークステーション「Lepton Hydro WSZ790 Cube」なら、そんなユーザーのワガママに答えられる。
Lepton Hydro WSZ790 Cubeは、CPUとGPUを独自にデュアル水冷化した「Lepton Hydro」シリーズの新モデル。容積26.1Lのコンパクトなキューブ型PCながら、かなり尖った構成にカスタマイズできる。
14900KF&RTX 4090のハイエンド構成でレビュー
例えば、ビデオカードはNVIDIAの最上位GPU「GeForce RTX 4090」。CPUはインテルCoreプロセッサー(第14世代)の上位SKU「Core i9-14900K」まで選べ、コンパクトPCでもスペックに妥協しなくても済むのだ。
もちろん、ほかの「Lepton Hydro」シリーズと同様、Ubuntu 22.04の動作や、AIの推論性能の検証が行われており、ワークステーションとしての素性は確かだ。
しかしながら、これだとコンパクトだと、どうしても「実際のパフォーマンスや冷却性に問題はないか?」という疑念がわく。そこで、本稿ではサイコムからお借りした試用機材を用い、2回に分けて外観に内観、性能、使用感などをチェックしていく。
Lepton Hydro WSZ790 Cube | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | インテル「Core i7-14700K」 (20コア/28スレッド、最大5.6GHz) |
インテル「Core i9-14900KF」 (24コア/32スレッド、最大6GHz) |
CPU クーラー |
SilverStone「VIDA 240 SLIM」(簡易水冷、240mmラジエーター) | |
マザー ボード |
ASRock「Z790M PG Lightning/D4」(インテルZ790、Micro-ATX) | |
メモリー | 16GB×2、DDR4-3200 <メジャーチップ・8層基板> |
32GB×2、DDR4-3200 <メジャーチップ・8層基板> |
ストレージ | Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
ビデオ カード |
NVIDIA「GeForce RTX 4080 SUPER」(16GB GDDR6X)+Asetek「Hybrid GFX 240 LCS」(簡易水冷、240mmラジェーター)+Noctua「NF-A12x25 ULN」(120mmファン)×2(サイコムオリジナル水冷仕様) | NVIDIA「GeForce RTX 4090」(24GB GDDR6X)+Asetek「Hybrid GFX 240 LCS」(簡易水冷、240mmラジェーター)+Noctua「NF-A12x25 ULN」(120mmファン)×2(サイコムオリジナル水冷仕様) |
電源 ユニット |
SilverStone「SST-DA850-G」(850W、80 PLUS GOLD) | SilverStone「SST-ST1000-PTS」(1000W、80 PLUS PLATINUM) |
PCケース | SilverStone「SUGO 17 Black SST-SG17B」(Micro-ATX、キューブ) | |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro 64bit」 | |
直販価格 | 50万3390円~ | 65万9290円 |
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