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楽天ラクマ、米eBayに出品開始。海外への越境販売が可能に

2024年05月08日 16時00分更新

 楽天グループは5月8日、フリマアプリ「楽天ラクマ」にて、リユース事業者が中心に出店する「ラクマ公式ショップ」の一部出店者の商品を、「eBay」に出品する試験運用を開始した。eBayの米国サイト「eBay.com」を利用するユーザーは、ラクマ公式ショップに出品されている一部商品の購入が可能になった。

 本取り組みでは、国際配送に必要な手続きなどを楽天ラクマが提携する事業者が担うことで、ラクマ公式ショップの出店事業者が、国内での取引と同様に海外への越境販売ができるスキームを提供する。楽天ラクマは、eBayへの出品開始により、ラクマ公式ショップの販路拡大と、出店者の海外販売促進を図る。今後は、試験運用によるユーザーの反応をみながら、本格提供を検討していく。

 昨今、日本で販売・使用されたリユース品が海外バイヤーから「Used in JAPAN」と称され、保存状態の良さなどから「高品質・低価格」という意味で注目されているという。また、円安により海外と日本における越境取引が活性化している。eBayの主力マーケットである米国では、リユース品需要の高まりが顕著であることから、eBayへの出品によって日本のリユース品におけるさらなる販路拡大が可能だとしている。

 eBay Inc.の日本法人であるイーベイ・ジャパンが発表した、2023年の日本における出品者の年間販売額実績では、「レディース アパレル&バッグ ブランド小物」と「時計・パーツ&アクセサリー」カテゴリが2022年に続き上位を占めた。

 今回の試験運用期間中においては、需要が特に高いファッションカテゴリの商品を出品する。対象ショップは、試験対象のファッションカテゴリ商品を取り扱うラクマ公式ショップのうち、出品希望の7ショップ(5月8日時点、今後順次拡大予定)。

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