昨今、ほとんどの人の一番身近なカメラがスマホで、一番取り出しやすい位置にあるカメラがスマホで、撮った写真をすぐシェアしたいと思ったらスマホなのは言うまでもないことであり、この連載では猫撮りに向いてるスマホも積極的に取り上げるのである。
今回は、カメラをどっさり積んだサムスン電子のハイエンド機「Galaxy S24 Ultra」。ぱっと見、カメラが5つ。ひとつはAF用のセンサーなので実質的には4つなのだけど、4つ積んでるというだけで普通ではないわな。内訳は、超広角、広角、3倍望遠、5倍望遠だ。
しかもこれ、「猫検出機能」を持ってるっぽいのである。だって、猫にカメラ向けたらこうなんだもの。それぞれ猫ベッドで昼寝してるんだけど、全部に白い枠が表示されてるのだ。これは、猫検出機能を持ってると思うでしょ。
そんなお昼寝三連星だ。
そんなわけで、手始めにいつもの「保護猫シェルター QUEUE」へおじゃましたわけである。冒頭写真は、広角カメラのポートレートモードで撮って背景をぼかしたキジトラだ。
でも、せっかく望遠に強いスマホなのだから望遠系メインでいこう。3倍くらいが一番すっきり撮れる感じだ。さらにポートレートモードにして前後をぼかすと、より猫が目立っていい。
顔をピシッと撮るには、ちょい望遠がいい。
さらに、5倍の望遠カメラといこう。迫力の顔アップ2連発。この顔ドアップを望遠でピシッと撮れるスマホカメラはそうはないからね。
せっかくなので、その正反対の超広角カメラも。
おもちゃが置いてある棚をじーーっと見つめてるキジトラがいたのである。何本もある猫じゃらしの中から、彼が反応したのは1本だけ。ああ、これで遊んでほしいのだなと取り出してひらひらさせてやると……なんと、いきなり4匹がそれに食いついてきたのだ。
四方八方からやってみたので、こういうときに4匹全部を画面に収めるには超広角カメラ一択だ。
もうこうなると、どの猫が最初に飛びつくかわからないので、おもちゃを真ん中に置いて、超広角で狙うしかないというわけである。
そして、猫と遊ぶときは動画で。静止画じゃあ追いきれないもの。Galaxy S24 Ultraは、最高で8K動画を撮れる。8Kで撮っておけば、あとから1枚だけ静止画として切り出しても十二分すぎるクォリティである。
1コマずつ送りながら、顔がブレてない1枚をなんとか見つけてみた。
そして遊び疲れたキジトラたちもお昼寝モードに入ってしまったので、今日はここまで。
最新のハイエンドスマホはそれなりに大きくて高価だけど、年々クォリティは上がってるのだからすごいもんである。
次回は、これを持って外に出たい。
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図と地形図で発見!鎌倉街道伝承を歩く荻窪 圭山川出版社
-
東京「多叉路」散歩 交差点に古道の名残をさぐる圭, 荻窪淡交社
-
古地図と地形図で楽しむ 東京の神社 (知恵の森文庫)荻窪 圭光文社
筆者紹介─荻窪 圭
老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります