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Nothingがワイヤレスイヤホン「Nothing Ear」と新製品「Nothing Ear(a)」を発表

2024年04月18日 19時30分更新

Earシリーズに多機能でお手頃価格のEar(a)登場!

 先日、「Nothing Phone(2a)」を発表して世界的に注目を浴びたNothingが、今日18日、都内でローンチイベントを開催。ワイヤレスイヤホンの新モデル「Nothing Ear」と「Nothing Ear(a)」を発表した。なお、Nothing Ear(a)はこれがグローバルローンチとなる。

Nothing

Nothing Ear

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Nothing Ear(a)

 予約は今日からNothing公式サイトで受付開始。蔦屋家電、Kith東京、BEAMS、ユナイテッドアローズでは数量限定で明日19日から先行発売される。価格はNothing Earが2万2800円、Nothing Ear(a)が1万4800円。

ナンバリングがなくなったEarシリーズ

 Nothing Earは「Nothing Ear(2)」の後継モデル。今回からナンバリングがなくなったのだが、その理由をCEOのカール・ペイ氏は「クルマのようにモデル名にナンバリングをつけないことにした」と説明した。デザインはほぼ前モデルから変わってないが、内部が大きく進化している。

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Nothing CEOのカール・ペイ氏

 ドライバーは新開発の11mmダイナミックドライバーを搭載。振動板の可動域が2倍以上になり、これまで以上にパワフルで深みのある低音を再現できるようになったという。振動板にはオーディオの世界では珍しい、セラミックを採用。このことで、高音域を含め全体な周波数特性が向上。また、空気の流れを改善するために、2つのエアフロー(通気口)を背面に追加され、音の歪みなどが改善されクリアな音になっている。

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 新しいアクティブノイズキャンセル(ANC)機能は最大45dBのノイズを低減してくれる。装着するたびに、まわりの環境に合った設定にしてくれるインテリジェントな機能も搭載された。また、対応コーデックはAACとSBC以外にハイレゾワイヤレスオーディオ認証済なので、LDACとLHDC 5.0でBluetooth経由のハイレゾオーディオストリーミングが可能となている。LDACでは最大990kbps、24bit/96kHz、LHDC 5.0では最大1Mbps、24bit/192kHzに対応する。

 イヤホンのサイズは高さ29.4×幅21.7×厚さ24.1mmで重さは4.62g、バッテリーは46mAh。ケースのサイズは高さ55.5×幅55.5×厚さ22mm、重さは51.9g。バッテリーは500mAhを搭載する。ケースを利用してANCオフの状態だと最大40.5時間の連続使用が可能。

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世界初披露! 価格は抑えめ、性能は高めの「Nothing Ear(a)」

 ワールドプレミアとなったNothingのニュープロダクト「Nothing Ear(a)」。最大45dBのノイズキャンセリング、11mmのダイナミックドライバーといった特徴は同じだが、ケースを利用しての連続稼働時間が42.5時間と長い反面、ハイレゾワイヤレスオーディオ認証はLDACのみとなっている。また、Nothingのプロダクトとしては初めてになるカラバリ「イエロー」が用意された。

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 イヤホンサイズは高さ30.9×幅21.7×厚さ24.3mm、重さ4.8g。ケースのサイズは高さ47.6×幅63.3×厚さ22.7mm、重さ39.6g。バッテリーはイヤホンが46mAh、ケースが500mAh。

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EarシリーズとChatGPTが連動! イヤホンもAIの時代に

 Nothig EarシリーズがChatGPTと統合されたことも発表された。スマホにChatGPTアプリをインストールし、イヤホンを設定する「Nothing X」アプリでChatGPTの動作を設定するだけ。たとえば右側のイヤホンをピンチ&ホールドで起動する、という設定が可能だ。

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ChatGPTとの統合について説明する、Nothing Japan マネージングディレクターの黒住吉郎氏

 発表会ではポッドキャストを聞いている最中に気になったことがあり、そのことについて深く知るためにChatGPTを起動して対話をする、という事例が紹介された。ChatGPT起動中は音はストップする。

 そして、Nothing PhoneのOS「Nothing OS」にもChatGPTが組み込まれることになった。このことで、より身近にAIを使えるようになるだろう。

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Nothing OSにもChatGPTが組み込まれた

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