Xiaomi 14 Ultraに日本の技適が!
MWC Barcelona 2024でシャオミが発表した「Xiaomi 14」シリーズが、海外で順次発売になっています。筆者の居住する香港では3月15日から販売開始。最上位モデルの「Xiaomi 14 Ultra」は、5000万画素クワッドカメラにより洗練されたカメラ風ボディーデザインなど、海外でも高い注目を集めています。ちなみに香港での価格は8999香港ドル(約17万1000円)です。
Xiaomi 14 UltraのチップセットはSnapdragon 8 Gen 3、バッテリーは5000mAhで90Wの有線、80Wの無線充電に対応。「Xiaomi 13T Pro」の120Wにはかなわないものの、有線は33分、無線は46分で満充電できるのは日本で「神ジューデン」をウリにするシャオミならではの優れた性能です。
Xiaomi 14 Ultraは、専用のケースとバッテリー内蔵式で脱着もできるグリップをセットにした「Photographer Kit」も販売されます。これを装着した姿はまるで小型のカメラ。香港ではXiaomi 14 Ultraを購入すると、このキットが無料でもらえます。定価は1299香港ドル(約2万5000円)もするのでかなり太っ腹ですね。なお、ほかの国でも同じキャンペーンが行なわれているようです。
3月14日までの予約キャンペーンではさらに「67mmフィルターキット」も無料でした(価格499香港ドル、約9500円)。Photographer Kitにフィルターを装着して、一味違う撮影も楽しめるわけです。
さて気になるのは日本での発売です。シャオミが日本に参入した2019年12月はカメラを強化した「Mi Note 10」シリーズを投入しました。しかし、その後はコスパを重視したRedmiシリーズに注力。2023年にようやくグローバルでフラッグシップの「Xiaomi 13T」シリーズを発売しました。
シャオミの日本戦略もようやく「エントリーからハイエンドまで」という、海外市場と同じ動きを見せようとしています。とはいえ価格もかなり高価なXiaomi 14 Ultraを日本に投入する可能性はあるのでしょうか?
香港で発売になったXiaomi 14 UltraにはヨーロッパのCE、そしてシンガポール、マレーシア、ウクライナ、香港、台湾などの認証があり、グローバルで同一モデルが販売されるものと思われます。そして認証のところには日本の技適も確認できました。
これはXiaomi 13Tなどのハイエンドモデルを投入している国でも使えるようにするということなのか、あるいは日本に投入する予定があるのか、その真意はわかりません。しかし、シャオミがフラッグシップモデルに日本の技適を通させたということは大きな意味を持ちます。今後のシャオミの日本での動向には注目ですね。
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