◆間もなく発売の「Nothing Phone (2a)」
◆背面デザインはやっぱりカッコイイ!
Nothingから登場予定の最新モデル「Nothing Phone (2a)」の実機に触れることができたので写真を中心にレビューをお届けしよう。
背面のLEDライトが光るインターフェースが特徴のNothingのスマートフォン。その最新モデルが「Nothing Phone (2a)」だ。チップセットにはMediaTekのDimensity 7200 Proを搭載し、前モデル「Nothing Phone (2)」のSnapdragon 8+ Gen 1よりスペックを引き下げた。そのぶん価格も安く設定されており、日本での販売価格はメモリー12GB、ストレージ256GBの構成で5万5800円となる(8GB+128GBモデルは4万9800円)。ディスプレーは6.7型AMOLED(2412×1084ドット)、リフレッシュレートは120Hzに対応する。
なお、今回は発売前のモデルを簡単に触る機会ができた。撮影時の待受画面はAndroid汎用のものとなっているが、製品版ではNothingのテーマで販売される。ちなみに筆者の居住する香港ではすでにNothing Phone (2a)が家電量販店などで展示さているので、下の写真を参考にしてほしい。
Nothing Phone (2a)は従来モデルと比べて背面デザインが大きく変わった。カメラはデュアル仕上げだが背面中央上部に配置。LEDライトもカメラ周りだけ、本体上部だけと数が減少した。それもあって背面デザインはかなりすっきりした印象を受ける。
本体サイズは約76.32×161.74×8.55mm、重さは190g。右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタンのデザインは変わっていない。ボタンの色は黒となっている。重量は前モデルの201.2gより軽量化され、初代「Nothing Phone (1)の193.5gに近くなった。実際に持ってみると、軽くなったと確かに感じられる。
カメラは5000万画素の広角と超広角を横に並べている。最近あまり見ない配列だが、ベース部分を円形のバックにしているのは、中国系メーカーのカメラ強化モデルに近いデザインだ。
本体下部のインターフェースはUSB Type-C端子とSIMスロットという一般的なもの。透明パネル下に見える背面の基板やパターンが少なくなったため、左下の「nothing」ロゴもより目立つ存在になっている。
今回は短時間の使用だったが、Dimensity 7200 ProはSnapdaragon 7 Gen 1をやや超える性能であり、全体的な動作は悪くなかった。5万円台の価格を考えると十分な性能ではないだろうか。バッテリーは5000mAhと大容量で、45Wの急速充電に対応する。
◆ライトの数は減ったがシンプルでわかりやすい
OSはAndroid 14ベースのNothing OS 2.5を搭載。Glyph InterfaceはNothing Phoneシリーズのアイデンティティーとも言える機能だ。Nothing Phone (2a)は前述したようにライトの数が大幅に減り、カメラ周りの3本のラインだけとなった。しかし、通知時のライティングやタイマー、Uber Eatsの配送待ち時間通知といった機能は引き続き搭載している。
3本のライトは光量は十分あり、通知もすぐにわかる。3つのライトの組み合わせのためNothing Phone (2)ほど多彩なライティングは期待できないものの、構成が少ないためむしろライティングパターンを理解しやすいかもしれない。
デフォルトでセットされているライティングパターンは10個。個別に細かい設定も可能だ。
実際にNothing Phone (2a)でGlyph Interfaceを使ってみると、本体全体が光らなくとも上部だけでもある程度のことがわかる。また、前の2モデルはライティングを活かすためには透明なケースを使う必要があったが、Nothing Phone (2a)ならカメラ周りだけ透明で、下部側にはカードケースをつける、なんて使い方もできるだろう。残念ながらワイヤレス充電は非対応になった。
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