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さとるの自腹旅レポート 1泊 437円

10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた ギリギリの乗車劇、ゲーミングPCの中みたいなバスで過酷な24時間を過ごす(7ヵ国目:ベトナム/日本)

2024年03月13日 09時35分更新

文● 中山智 編集●こーのス

ビアホイで旅の終わりを祝う夜、1泊437円
最後の晩餐は世界最安のビールと共に

 さてヌオックガムバスターミナルは、ハノイの郊外にあり中心地までは距離があるので、ライドシェアサービスの「Grab」でバイタクを頼んで移動(料金:4万ドン/約232円)。予約していたドミトリーの宿に荷物を置いて、旅の疲れを癒やしおこわしか食べていない空腹を満たすため飲食店に移動します。

 以前の記事「発見だらけの最新ベトナム(ハノイ)トラベル事情」でもレポートしましたが、ハノイには「世界でいちばん安いビール」とも言われている、1杯1万ドン(約61円)の「ビアホイ」があります。もうトイレの心配もなく、あとは翌朝のフライトで日本へ帰るだけ。安心してビアホイで乾杯です。

ハノイと言えば「世界でいちばん安いビール」のビアホイ! 何杯でも飲めちゃいます

(しあわせぇぇぇ)

ビアホイと一緒に頼んだ空心菜炒め。ビアホイ2杯と合わせて7万5000ドン(約437円)でした

お店を移動し、鶏肉のフォーを缶ビールでいただきました。あわせて9万ドン(約523円)

 そのまま移動の疲れもあり、宿で就寝。宿は2段ベッドが3つの6人部屋で10万8000ドン(約630円)。大きなロッカーもあり、室内はかなり清潔だったので、ドミトリーとしては快適なほうでした。

木材で作られたちょっとオシャレなベッド

かなり大きめのロッカーがあってとても便利です

シャワーとトイレは1フロアで共用でした

 最終日の10日目は、8時12分ハノイ発のベトジェット VJ934便に搭乗する予定です。空港でのチェックインの時間考えると、もう少し遅めの便のほうが街中で朝ご飯を食べたりできるので良かったのですが、10万円の予算内に収めるにはこの便しかなく、料金は2万8090円でした。飛行機、特にLCCは早朝や深夜の時間帯に出発する便のほうが安めなんですよね。

10日目、日本・成田空港へ帰国!
東南アジアの激安旅はこちらで無事終了です

 というわけで、ハノイ市街の宿を5時起きで出発。Grabでクルマを頼んでノイバイ空港まで移動し(料金:31万8000ドン/約1854円)、出発の1時間50分ほど前に到着しました。ただ、初日に到着したホーチミンもそうですが、最近ベトナムの空港は混んでいて、この日のベトジェットチェックインカウンターも長蛇の列。さらに出国審査もかなり並びました。ベトナム旅行の際には、空港へは3時間前を目安に行ったほうが、余裕を持って動けそうです。

ベトナムは各国から人気の旅先になっていて、空港はかなり混雑しています

いちばん左がベトジェットの客室乗務員のパネル。短パンの制服がかわいいことでも有名です

プライオリティ・パスで空港ラウンジに入ります

無料で朝食をいただきました

 フライトは、ほぼ定刻通りにハノイのノイバイ空港を離陸。成田空港へは30分ほど早着して15時頃に着陸しました。ちなみにベトジェットはLCCなので、無料の機内食などはなし。機内販売ではホットミールのほか、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」なども売っていましたが、旅の疲れと、無事に旅をやりとげたという安堵感もあり、ぐっすり寝てしまい、なにもオーダーしていません。

フライトは定刻通りにハノイを出発

LCCなのでシートピッチは狭めですが、4時間半ほどのフライトなので問題なし

 (次ページ:「東南アジアを10万円・10日間で何ヵ国まわれるか?」の結果は)

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