週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

支えてなんぼの戦国妻の鑑、秀吉の妻・高台院様の特別展で令和女子も生き方を学びたい!

2024年03月15日 12時00分更新

 豊臣秀吉を献身的に支えたことで知られる妻ねね。ねねは秀吉の家臣団をたばね、政治的な外交部分でも大きな役割を果たしています。秀吉との死別後も豊臣家存続のために尽力してきました。そんな彼女の遺品や書状が、大阪城天守閣で特別展示されます。

 当時の妻といえば「家庭を守り夫を支える」イメージがありますが、それだけではなかったねねの活躍が気になるところ。家でも外でも積極的に行動してきたということは、現代の女性に近い感じだったのかな?

仕事ができる女ねねの足跡をたどる

 3月23日(土)から、大阪城天守閣で「特別展 高台院-天下人秀吉に連れ添った伴侶-」が開催されます。ねねは秀吉が関白になると「北政所」となり、秀吉と死別後は仏門に入って「高台院」と称されるように。今年で高台院の没後400年を迎えることを記念して、高台院ゆかりの京都・高台寺の特別協力のもと特別展が開催されることになりました。

 特別展では、蒔絵工芸品の手箱「竹秋草蒔絵文庫」や仏前を飾る敷物「立涌に桐文様唐織打敷」、ねねや秀吉の直筆書状が展示されます。京都・高台寺に所蔵されている資料も多く、秀吉と夫婦生活を送っていた時代のものから秀吉没後のものまでがずらり。ねねは後陽成天皇の行幸を成功させたことで「従一位」に叙せられますが、その際の文書「後陽成天皇口宣案」も見ることができます。従一位は当時の女性に与えられる最高位。天皇に認められるほどの仕事ぶり、その手腕はもちろんですが秀吉のことを本当に愛していたからこそできたんだろうなあ。

 激動の戦国時代で、愛をもって家でも外でも活躍したねねの強さはぜひ見習いたい。この令和の世で、私も愛とともにバリバリ仕事をするぞ。


特別展 高台院-天下人秀吉に連れ添った伴侶-
開催日時:3月23日(土)~5月6日(月・振休)9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
会場:大阪城天守閣3・4階展示室(大阪市中央区大阪城1-1)
入館料:大人600円
※中学生以下、大阪市在住65歳以上の方(要証明)、障がい者手帳等ご持参の方は無料
※この特別展は大阪城天守閣の通常入館料でご覧いただけます。


文 / 風都ナツメ(LoveWalker編集部)

東北出身。
ゆるく御朱印集めを趣味にしています。その流れで御城印も少しずつ収集中。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります