壁にポスターを貼りたいといった用途なら、剥がせるテープや粘着シートを使うのが簡単。しかし、カレンダーなどのちょっと重たい物となると、画鋲や壁掛け用のフックが必要となります。
この時困るのが、刺した画鋲がいつの間にか落ちてしまっていること。これは、壁の多くが脆い石膏ボードでできており、画鋲のような細い針状のものを保持できるほど強度がないからです。最初はなんとか固定できていても、重さや振動で徐々に穴が広がっていき、やがて落ちてしまうわけです。
更に重たい棚などをネジ止めしようとすれば、石膏ボードが割れたり崩れたりして、そもそも固定すらできません。石膏ボードに穴を開けるだけで終わるでしょう。壁が石膏ボードではなく、薄い合板であれば一応固定できなくもないですが、上に物を置いた瞬間に合板が耐えられなくなって割れてしまいがち。結果、棚ごと落下するという未来は簡単に予想できます。
では、どこに固定すればいいのか?
こういった落下事故を防ぐには、石膏ボードや薄い合板に固定するのではなく、その奥にある柱(間柱)へと釘やネジで固定してやる必要があります。
この壁の奥にある柱を見つけるのに便利なのが、「下地センサー」。センサーで見つけてくれるため、壁に針で穴をあけることなく探知可能。壁を傷つけることなく、ピンポイントで見つけられるのが魅力です。
廉価なものも売られていますが、壁の中の電線や、分厚い壁越しの柱にも対応できる、シンワ測定の「下地センサーBasic深部・電線探知」(以下、下地センサーBasic)を借りられたので、こちらを試してみましょう。
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