さとるの自腹旅レポート 1泊 899円
10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた 不正徴収の上に現金すべてを盗まれて悲しみのビール5杯目(7ヵ国目:ラオス)
ワゴン販売が楽しい中国ラオス鉄道
乗車チケットはQRコード
中国ラオス鉄道は、中国主導で建設されたこともあり、中国の高速鉄道に車両も運用もかなり似ています。駅に入るときに手荷物チェックがあり、ホームへは列車が到着する少し前まで入れません。チケットはQRコードになっていて、往路のビエンチャン駅→バンビエン駅は、PDFが送られてきたので、スマートフォンに表示して読み込んでもらいます。
1等車の座席はかなりゆったりで、電源やUSB端子も用意されていました。また、日本では少なくなったワゴン販売も車内に回ってきます。ただ、ケータイの電波状況はあまりよくなく、ほぼ圏外か超低速でした。
帰りの切符はなぜかレストラン受け取り
急ぎ足で駅に戻ります
バンビエン駅には1時間弱で到着しました。いったん駅を出て、歩いて15分ほどのレストランへと向かいます。というのも復路のバンビエン駅→ビエンチャン駅のキップは、このレストランでの受け取りになっていたためです。往路はメールでPDFが届いて、復路はなぜ受け取りなのか謎ですが、復路の列車も1時間後に迫っているため、急ぎ足でチケットを取りに行って、駅まで戻ります。
ちなみにビエンチャン駅もバンビエン駅も駅の作りは同じ感じ。ビエンチャン駅のほうが若干大きく売店の数も多めでしたが、中も外も見た目は変わりません。またどちらの駅も街の中心部から離れた位置にあり、旅行者のアクセスはしにくいです。
高速鉄道は貨物運送がメインで
中国の「一帯一路」構想が見え隠れ
どうせならもっと街に近いところに駅を作れば……とは思いますが、この中国ラオス鉄道はどちらかというと、旅客運送より貨物運送のほうがメインのようです。中国の提唱する「一帯一路」構想ですね。実際、バンビエン駅には「中国鉄路/CHINA RAILWAY」とペイントされたコンテナを大量に積んだ貨物列車が停車していました。
また旅客駅としてはビエンチャン駅が終点ですが、貨物駅はラオスに入国した際に使ったタナーレーン駅近くにあるビエンチャン南駅が終点。中国ラオス鉄道とタイ国鉄は線路幅が違うため、直接乗り入れはできないものの、ここで貨物を積み替えてタイへと列車で輸送できます。中国ラオス鉄道は、中国による経済進出のパワーを実感できる路線、というわけです。
陸路で中国へとつながっている路線ですので、いずれ中国のビザが取得しやすくなったら、是非とも乗車での国境越えにチャレンジしたいところ。街全体がユネスコの世界遺産として登録され、ラオス国内で随一の観光スポットとして人気の、ランサーン王国が成立した古都・ルアンパバーンへも中国ラオス鉄道でアクセスできるので、ラオスに再訪した際にはまた乗ってみたいと思います。
(次ページ:ベッドの上に不審な50円玉……イヤな予感)
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