週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

さとるの自腹旅レポート 1泊 899円

10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた 不正徴収の上に現金すべてを盗まれて悲しみのビール5杯目(7ヵ国目:ラオス)

2024年03月06日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

シャワーヘッドが壊れたホテルは
ドミトリーで約899円

 中国ラオス鉄道での往復を終えて、宿に戻ったら、翌日の移動に備えます。今回もドミトリーで料金は6米ドル(約899円)でした。部屋はかなり狭めで、そこに2段ベッド4つを押し込んだ8人部屋。トイレやシャワーは清掃されているものの、シャワーヘッドが壊れていたりとボロさが目立ちます。ただ、この価格で"朝食込み"だったのは、移動続きなことを考えればありがたいところです。

899円と安いので、部屋はそれなりに狭いです

ベッドの下にロッカーがありました

枕元には電源コンセントもあるので充電などができます

なんと、シャワーヘッドが壊れたままでした

朝ごはんを食べ終えた後でトラブル発生
現地通貨がごっそり盗まれてしまった

 というわけでフロント前のロビーで朝食を食べて、そのままパソコンを開いてチェックアウトまで作業をしていたのですが……ここでトラブルが発生!

玉子とトーストだけでさすが、朝食込みなのは節約旅に助かる

 宿を出るために部屋に戻ってみると、自分のベッド回りが整頓されています。ふとベッド上をみると、日本円の50円玉が落ちていました。もしかして、これは着替え用のジーンズのポケットに入れていた、小銭入れのお金なのでは……。

 イヤな予感がして、ジーンズから小銭入れを出し、中を見てみると……やられました。中に入れていた現地通貨がごっそりなくなっています。同室に居た人に聞いてみると、ハウスキーパーがベッドの上を触っていたとのこと。同室の人がウソをついている可能性もありますが、怪しいのはハウスキーパーです。

小銭入れをみると、日本円だけ残してすっからかん

 ひとまず、フロントにクレームを入れに行きましたが、けんもほろろで取り合ってくれません。小銭入れに入れていたのは、日本円で1500円程度で、幸いスマートフォンも含めて、そのほかの貴重品はすべて持って食事に出ていたので被害はありませんでした。とはいえ小銭入れに入れていた現地通貨は泣き寝入りに……。くやしいので、盗まれた以上に飲んでやろうと、ラオスビールの「ビアラオ」をがぶ飲みし、気がつくと大小あわせて5本も飲んでいました。

これぞヤケ酒です!!

 旅も後半に入って、気を抜いてしまっていました。ラストも近いので気を引き締めて次の目的地へ移動となりますが、その話は次回ということで。

 以下は、ここまでかかった費用です。

■移動予算10万円(国境越えや長距離移動+宿代)
移動予算10万円(国境越えや長距離移動+宿代)
 国際列車(ノーンカーイ駅→タナーレーン駅):80円
 宿代:899円
 合計:979円
 前回までの費用:6万4303円
 残金:3万4718円

※そのほか滞在費など(予算に含めず)
 入国不正徴収:80円
 LOCAクルマ:1475円
 LOCAクルマ:1401円
 ラオス中国鉄道往路:3065円
 ラオス中国鉄道復路:4125円
 ラオビアダーク缶:180円
 ソーセージ:221円
 LOCAクルマ:1469円
 晩飯シンダート+ビール2本:1642円
 昼飯ビール大3小2:1877円
 合計:1万5535円(累計:6万5312円)

※レートは支払時のものです。

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事