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日々持ち歩ける!1kgアンダー14型ノートパソコン「MousePro G4-I5U01BK-B」

2024年02月01日 13時00分更新

基本のベンチマークを試してみた

 「MousePro G4-I5U01BK-B」を、実際に使ってみることにした。まずは定番ベンチマークで、そのパフォーマンスをみていこう。

独自ユーティリティー「ControlCenter」からは動作モードを選択できる。デフォルトは「バランスモード」になる

「ファンセッティング」。ファンの回転数を調節することができる

「キーボードバックライト」。白色バックライトの明るさなどを変更できる

「バランスモード」での、Core i5-1235UのCPU Power Limitは、PL1 15W、PL2 46Wに設定されていた。また、静音モードでは、PL1 5W、PL2 10Wで動作

バッテリーの寿命を伸ばす充電モードの設定が可能になっている

 ベンチマークは、まずシステム全体のパフォーマンスを確認できる「PCMark 10」を実行してみた。

「PCMark 10」の結果

 総合スコアは4760を記録した。各テストプリセットのスコアは、PCの基本性能を測る「Essentials」が9844、表計算などのビジネスワーク系アプリケーションの性能を測る「Productivity」が6106、写真/動画編集に関する性能を測る「Digital Content Creation」が4870となった。いずれのスコアも、PCMark 10の推奨スコアを余裕で超えている。

 続けて、ビジネスワークでかかせない「Microsoft 365(Office)」を実際に使って、そのパフォーマンスを独自のスコアで示す「UL Procyon」の「Office Productivity Benchmark」を実行してみた。

「Office Productivity Benchmark」の結果

 PCMark 10のスコアと同じく、PL1/2が高い「H」や「HX」シリーズのモバイル向けCoreプロセッサーと比べると、スコアはそこまで高くないが、ベンチマーク中の各アプリはサクサクと動作していた。

 PDFへの書き出し(Export to PDF)など、各アプリのテストに要した時間も、極端に時間がかかっているということもない。日常でも使うExcelや、Wordでの報告書などの文書作成、PowerPointを使ったプレゼンテーション資料の作成などを、ストレスを感じずに行えるだろう。

 さらにPL1が5W、PL2が10Wに下がる「静音モード」になるバッテリー駆動でのスコアも確認してみた。するとWord、Excel、PowerPointといった主要アプリで、2割から4割近くスコアはダウン。処理にかかる時間も増えているが、PL1 5W、PL2 10Wとしては、十分だろう。

バッテリー駆動で実行した「Office Productivity Benchmark」の結果

写真の編集も試してみた

 続いて「Adobe Photoshop」と「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスを測る「Photo Editing Benchmark」を実行した。

 「Adobe Photoshop」で実行され、GPUの性能も影響する「Image Retouching」は、4657スコア。「Adobe Lightroom Classic」で実行され、おもにCPUで処理される「Batch Processing」は4018スコアと、まずまずのスコアになっている。

「Photo Editing Benchmark」の結果

 バッテリー駆動時は「Image Retouching」、「Batch Processing」ともにスコアがダウン。とくに「Adobe Lightroom Classic」で、写真のディテールを強化する「Enhance Details」の処理に時間がかかっている。

バッテリー駆動で実行した「Photo Editing Benchmark」の結果

 CPU/GPUの消費電力が抑えられ、処理能力がダウンするため、処理に時間がかかるようになってしまうが、実際にカフェで撮影した写真を「Adobe Lightroom Classic」で読み取って、編集、書き出しを行ったが作業にストレスを感じることはなかった。

外出先でも「Microsoft 365(Office)」や「Adobe Photoshop」で使って、スムーズに作業できた

Windows 11 23H2で実装されたフォトアプリの背景ぼかし。AC駆動時と比べれば、時間はかかったが、背景を自動で認識してぼかせた

安心してMicrosoft 365で仕事できる!

 JEITA2.0準拠の測定で約12時間のバッテリー駆動時間となっている「MousePro G4-I5U01BK-B」。ここでは、「UL Procyon」のバッテリー駆動時間ベンチマーク「Battery Life Benchmark」で、実際の駆動時間を試してみた。

 テストは「Microsoft 365(Office)」での作業を繰り返す「Office productivity」を実行した(「静音モード」、画面の明るさは50%)。

「Battery Life Benchmark Office productivity」の結果

 「Office Productivity Benchmark」と同じように、ExcelやWordなどでさまざまな処理を行うため、バッテリー駆動時間は、6時間26分となった。

 スペック値の半分だが、外出先でも「Microsoft 365(Office)」で、しっかりと仕事することができる。出張での長時間外回りする際も、コンパクトにまとめて持ち歩けるUSB PD充電器対応なので、不安なしだ。

 また、「バランスモード」では、サーという冷却ファンの音が、そこそこ気になり、高負荷時は負荷に応じて40~47dBAで推移していたが、「静音モード」ではかなり抑えられ、アイドル時とほぼ同じ30dBA台後半になっていた。これなら喫茶店や、会議中、打ち合わせ中などにも、周りを気にせずに使うことができる。

騒音値

外出先での仕事をスムーズに! ビジネスシーンで活躍する1台

 マグネシウム合金を採用するとともにMIL規格に準拠した高い堅牢性に、「Microsoft 365(Office)」、「Adobe Photoshop」でスムーズに作業することができるパフォーマンス。

 そして出先で便利なUSB PDへの対応に、高速ストレージを拡張できるUSB 4.0/Thunderbolt 4ポートと、使い勝手良好だった「MousePro G4-I5U01BK-B」は、春の新生活の相棒にもオススメできる1台だろう。

ビジネス向けノートパソコン「MousePro G4-I5U01BK-B」

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