楽天グループは2024年1月26日、楽天市場の出店者向けイベント「楽天新春カンファレンス2024」を開催。同社の三木谷浩史会長兼社長が基調講演をした。
三木谷会長は、楽天モバイルの契約者が600万件を超え、モバイルを契約したユーザーは楽天市場など他のサービスを多く使うため、流通総額も増えているという点をアピールした。
ただ、楽天モバイル事業に関しては、全国での基地局建設などの設備投資がかさみ、いまだに楽天グループ全体における収益の足を引っ張っている状態だ。しかし、2023年に開始した「最強プラン」によって、解約率も低下し、法人を中心に新規契約者も毎月20万件ペースで獲得。悲願であったプラチナバンドも総務省から割り当てられ、今年5月にも開始する目処が立っている。
あとは損益分岐点である800〜1000万契約を早期に獲得するために邁進すればいいという状態になった。
そんななか、三木谷会長がモバイルの次に注力しはじめたのが「AI」だ。しかも、基調講演でやたらと「アマゾンにはないAI」をアピールしていたのが印象的だった。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります