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アップルがApp Storeで外部決済サービスを利用可能に ただし手数料は27%

2024年01月27日 12時00分更新

2022年は前年比29%増で成長したApp Store経済圏

 App Storeの訪問者数は毎週6.5億人。2022年にApp Storeを活用して開発者が売り上げた金額は1.1兆ドルという。アップルはこれを「App Store経済圏」と呼んでおり、2022年の規模は前年同期から29%増と報告している。そしてApp Storeの売上の90%以上は開発者らに渡っていると主張する。

 さて、App Storeに関してはこれで終わりではなさそうだ。EUでは、App Storeがデジタル市場法(Digital Markets Act)に抵触する可能性から、回避策として、アップルはEU市場向けにApp Store以外のアプリストアやサイドロードを認める発表をした(https://www.apple.com/newsroom/2024/01/apple-announces-changes-to-ios-safari-and-the-app-store-in-the-european-union/)。

 Epic Gamesも戦いが続いている。同社は同様の流れで「Google Play」のグーグルとも対立しており、2023年12月に判決が出た一審ではEpic Games側が勝訴。グーグルの独占乱用が認められている。

筆者紹介──末岡洋子

HarmonyOS 4

フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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