D4エンタープライズは1月23日、同社が運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、1994年にコンパイルがリリースした『魔導物語III 究極女王様(ゲームギア版)』を配信開始した。価格は990円。
MSX版とは異なる新たな『3』。おなじみのアルルを主人公に、ルルーとの対決(?)を描いたユニークな作品!
ボクは“アルル・ナジャ”…魔道師のタマゴ。りっぱな魔導師になるために古代魔導スクールをめざして旅を続けている。旅を続けてどれくらいになるだろうか。ボクはいつしか怪しげな森の中をさまよっていた。フッと何かの気配に気付いた時、背後から何者かの影が踊り出てきた。
『ほーっほほほほほほほほほほっ!!』
高笑いととも、とんでもなく派手な格好のお姉さんの登場だ。
「あのお、あなたは誰ですか?」
『問答無用! いでよ“ミノタウロス”!!』
『ウォォォォォォォ!!』
お姉さんの背後からひときわ巨大な影が現れた。人間の体にウシの頭がついてる、と~ぉってもタフそうなヤツ。
『さあ、“ミノ”! あのガキんちょを叩きのめすのよ!!』
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ボクはクルっと向きをかえると一目散に駆けだした。
本作は1994年にリリースされたロールプレイングゲーム。これまでの『魔導物語I 3つの魔導球』『魔導物語II ~アルル16才~』は『魔導物語1-2-3』の“1”や“2”をベースにしていたが、本作は『魔導物語1-2-3』の“3”のオープニングとエンディングは踏襲しつつも、それ以外はオリジナルのストーリーで展開。アルルとルルーによるユーモラスな物語が楽しめる。
ゲームは前作までと同様に複数階に渡る8×8のダンジョンを冒険することになり、今回は疑似シンボルエンカウントのコマンドバトルになった。
戦闘ではコミカルな音声はもちろん、アルルの体力や魔力の残量やステータス状態が“言葉・表情・音楽”で表現されるファジー・パラメーターシステムも健在。
ほかにもカーバンクルによる、魔導砲やアイテムのつまみ食いといったユニークな演出も楽しめる。
同じ“3”を冠していても、オリジナルのMSX版とは大きく異なる内容は、MSX版のプレイヤーであっても新鮮な気持ちでプレイできることは必至。コンシューマーならではの新たな『3』を、楽しんでみてはいかがだろうか。
紹介動画
特典
特典として、当時のマニュアルをPDFで収録している。
【ゲーム情報】
タイトル:魔導物語III 究極女王様(ゲームギア版)
ジャンル:ロールプレイングゲーム
メーカー:コンパイル
プラットフォーム:PC
配信日:配信中(2024年1月23日)
価格:990円
©SEGA
©2024 D4Enterprise Co.,Ltd.
「魔導物語」はD4エンタープライズの登録商標です。
本作では、旧作のゲームを忠実に再現するため、一部に不適切な表現があります。あらかじめご了承ください。
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