週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ウェザーニューズ、被災地の生の声を集約したマップを公開

2024年01月12日 18時30分更新

 ウェザーニューズは1月12日、令和6年能登半島地震の被災地支援サイトを開設し、現地から被害の状況を伝える生の声を集約した「被害リポートマップ」を公開した。本サイトはウェザーニュースアプリとウェブサイトにて無料で閲覧できる。

 被害リポートマップは、ウェザーニュースアプリに被災地のユーザーから届いた被害報告(写真とコメント)をマップ上に可視化したもの。被害の状況が日付ごとに、被害の項目別(家屋倒壊や道路被害、水道、電気・ガスなど)で把握できる。

 同社は地震発生直後から、揺れの大きかった石川県、富山県、新潟県のユーザーが地震の被害の状況を報告できる機能を立ち上げていた。当初は届いた写真やコメントをマップにそのままプロットしていたが、よりわかりやすく表示するために、被害リポートマップとして刷新。

 一つ一つの報告の内容をカテゴリーに分け、家屋倒壊/屋内被害/道路被害/液状化/土砂災害/通信/電気・ガス/水道/交通への影響/影響なし/その他の11種類の項目別に表示する機能を追加。また、現地では復旧作業により被害やインフラの状況が日々変化するため、状況の変化を把握できるよう、日付ごとにマップを表示する機能も追加した。

 地震発生から時間が経過する中で報告の内容は変化しており、地震発生後数日間は家屋倒壊や屋内被害、道路被害などの報告が多く寄せられたが、地震発生から1週間経過し、通信などが復旧してきた一方で、断水や電気・ガスがまだ使えないという報告や、渋滞の発生などの報告が寄せられているという。これらの情報は、現地で救援活動や復旧作業にあたる自治体や企業、法人にも活用されている。

 被災地支援サイトでは、被害リポートマップのほかにも、被災地周辺の60時間先までの雨雲レーダーや10日先までのピンポイント天気予報、積雪や雨量の予想など、最新の気象・防災情報を発信している。

■令和6年能登半島地震 被災地支援特設サイトで確認できる情報(無料)
・被災地周辺の雨雲レーダー(60時間先まで/10分ごと)
・石川県・富山県・新潟県の各地のピンポイント天気予報
・現地からの被害状況報告
・3日先までの積雪予想や24時間降水量、土砂災害危険度などの防災情報
・天気および防災上の注意点(ニュース記事)
・専門家による動画解説
・災害時に役立つ情報
・自治体情報
・24時間生放送の気象情報番組「ウェザーニュースLiVE」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります