第432回
Core i9-14900/Core i7-14700/Core i5-14400/Core i3-14100/Intel 300をまとめてレビュー
第14世代にもKなしが登場!Core i9-14900からIntel 300まで5製品を一気に斬る
2024年1月9日、インテルCoreプロセッサー(第14世代)に新たに10モデルが追加された(関連記事:https://ascii.jp/elem/000/004/178/4178475/)。今回登場したのは、PBP(Processor Base Power、旧来のTDP)が65WでCPU倍率がロックされたいわゆる“Kなしモデル”あるいは“Non-K”と呼ばれる製品で、昨年登場した“Kつき(倍率アンロック)”の第14世代の下に位置付けられる製品群だ。
「Core i9-14900」を筆頭に、命名規則は従来通りだが、今世代よりPentium/Celeronがラインナップから外れ、Pentiumの後釜として新たに「Intel 300」なる新モデルが追加された。これは「Intel N300」等の製品に採用された新しいネーミングルールを先取りしたものだ。
KなしモデルはKつきよりも安く(Fがつくとさらに安い)、CPUクーラーも同梱されているためLGA1700ベースで安価なPCを組みたい時に役立つだろう。ライバルAMDのSocket AM4用に新モデル(速報記事:https://ascii.jp/elem/000/004/178/4178477/)が追加されたとはいえ、同一ソケットで激安からハイエンドまでカバーできているわけではなく、入手製がかなり悪いものもある。インテルはPCのプラットフォームをしっかり更新しているという点において十分評価できる。
ただ、プラットフォームとしては評価できても性能的に評価できるかは別の話。今回筆者は幸運にも「Core i9-14900」「Core i7-14700」「Core i5-14400」「Core i3-14100」「Intel 300」の5モデルをお借りすることができた。既存の第14世代Kつきモデルや第13世代のKなしモデルと比較し、どこが変わった(変わらない)のか、様々なベンチマークを通じて検証していきたい。
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