◆後席は2列目が快適、3列目は子ども向けかも
まず、3列目シートからチェックしてみましょう。乗降は先ほどのように2列目シートを前に倒して入ります。よって3列目の乗降時、2列目の人はいちいち降りなければならず、このあたりの使い勝手は仕方のないところ。ということで着座されたゆなちぃ臨時部長。「これは……」と言葉を失われます。2列目シートを思いっきり前に移動させれば、おみ足を入れることができます。「でも、これはどちらかというと、お子様向けですね」と鋭い指摘。
逆に快適なのが2列目。「シートを一番前に出しても足元が広々ですね」と大満足。さらに「運転席側の背もたれには、USBソケットがあるんですね。イイですね」と装備面でも満足。さらに「プライバシーシェードもありますね」と快適空間ぶりに更に笑顔をみせます。
さらに「普通、クルマって真ん中が盛り上がってませんか? シエンタの床、フラットなんですね」と驚いた様子。さらに「運転席と助手席の間に何もないから、車内で移動できそう!」と挑戦。「これはすごいですね。たとえば前列にお母さん、後列にお子さんという時にすごく便利かも」。さすがミニバン、家族に優しいクルマです。
窓が広く死角が少ない運転席。乗降性も良好でラクラクです。「ウインカーって、右ですか? 左ですか?」というゆなちぃ臨時部長にとって、イマドキのクルマはまさに未知数そのもの。シフトモードセレクターひとつとっても「これ、どうなっているんですか」という感じだったりします。
部員たちが驚いたのは、パーキングブレーキがフット式だったこと。最初クルマをお借りした時、電子式だと思い込んでいたところ、まさのフット式で「え? イマドキ?」と思わず口走ってしまったことを正直に申し上げます。とはいえ、ライバル車にあたるHondaのフリードもフット式だったので、このパッケージのクルマはそうなのかもしれません。
「これ何ですか?」と指した先にあるのはSOSボタン。「事故とか何かあったときに押すとお助けマンにつながるんですよ」とお伝えすると「そんなことができるんですか!」と驚いた様子。このボタンは煽り運転とかされた時に使われる方が多いと聞きますが、台湾には煽り運転とかないのかなぁ? とか思ったり。
インフォテインメントは最近のトヨタ車でよく見かけるシステムで、クラウンもレクサスも基本的には同じものが搭載されています。このシステムは日本車の中では音声認識のデキがよいものです。では、音声で目的地を入力してみましょう。ステアリングにあるマイクボタンを押して(またはヘイ、トヨタと言って)エージェントを起動。「東京タワーへ連れって」と音声入力。
するとキチンと認識してくれるではありませんか。「どうです! イマドキのクルマはすごいでしょ!」とドヤる部員Kですが、イマドキの子は「これ、スマホでもできますよね」とイマイチ反応が薄めでした。
最近のトヨタのハイブリッドカーにはAC100Vアウトレットが用意されています。「え? 家電が使えるんですか?」と、またまた驚きの声。クルマの中でドライヤーとかが使える時代なんですよ! ハンドルヒーターやシートヒーターも用意されているのですが、ボタンの位置が下すぎて使いづらいかもしれません。
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