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トヨタのミニバン「シエンタ」は家族だけでなく“超”ペーパードライバーにも優しい

2023年12月30日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●皐月ユナ(@j_afilia_yuna)編集●ASCII

◆超初心者でも運転できる懐の深さ

シエンタ

日本の公道を始めて運転するゆなちぃ臨時部長

 ナビに目的地を入力したところで、クルマを動かしてみましょう。おっかなびっくりのゆなちぃ臨時部長。言葉数少なく真剣そのものです。助手席に乗る部員Sはヒヤヒヤで、教習所の指導員気分です。

 初めてクルマを運転しようとすると、車幅感覚がつかめないもの。当然車線からはみ出ます。ですがハンドルがググっと動いて戻そうとするではありませんか。「な、なんですかコレ!」と驚きの声。「でも、これなら車線をはみ出さないかも」というわけで、車線監視機能は初心者にとって実にうれしい機能のよう。「いまのクルマ、こういう機能があるんですね。台湾で乗った教習車やレンタカーにはありませんでした」と感心しきりです。

 柔らかで軽快な乗り味で、その操作は軽やかの一言。運転の手応えであったり、ミニバンのノアのような接地感とは程遠いのですが、逆にそれらのクルマでは得られない機敏さが面白い! クルマが軽やかなのか、ユナさんのココロも弾んで楽しそうです。

シエンタ

真剣な表情で運転!

 見晴らしのよい視界もシエンタの魅力。いわゆる死角が少ないというわけで、それもまた運転しやすそう。ウインカーとワイパーを間違えながらも、キッチリと右左折。

 高速道路はちょっと怖いということで、ステアリングをスタッフに交代。ユナさんは後席に座ってのくつろぎタイムです。「このクルマ、とても乗り心地がよいですね」と感嘆。後席に人を乗せることが多い人に、このクルマは適しているかも。

シエンタ

シフトレバーの近くにある、ハンドルマークの上にPと書かれたボタンが駐車アシストボタン

 目的地に到着。到着したらクルマを車庫に入れなければなりません。「車庫入れできますか?」「ちょっと苦手です」というわけで、シフトレバーの横にあるハンドルマークの上にPと書かれたボタンを押してくださいと部員K。そして部員Kが画面を少しだけ操作し、「ハンドルに手を添えるようにして、ブレーキペダルから足を離してください」という指示に従うユナさん。すると……。

 ハンドルがグルグルっと動き、クルマが勝手に動き始めます「なんですか! なんなんですか?」。ユナさんはこの日イチバンの驚きの声。「わわっ! わわっ!」っと奇声をあげているうちに、車庫入れは終了。「私が車庫入れするより早いし、なによりバッチリです!」。すごいのは、停止したらシフトがPポジションになっているということ。あとはパーキングブレーキを踏んでクルマの電源をオフにすれば降車できます。

 「これ、楽しいです。もう1回やってもいいですか?」。というわけで車庫入れ支援にハマったユナさんは、都合4回、車庫入れをしたのでした。

シエンタ

 「日本のクルマってすごいですね」と、改めて感嘆の声。そして「シエンタは取り回しがよいのに、荷物がいっぱい載るし、7人も乗れるし、いいですね」と感心しきり。「このクルマ、おいくらするんですか? え、300万円?」と、普段聞きなれない金額には少し驚かれていましたが、「ほかのクルマに比べるとお安いんですよね?」とニッコリ。普段、色々なクルマに触れているASCII.jp自動車部員達も「これで300万円は安いなあ。荷物を運ぶ、人を運ぶ、ということだけを考えたら、これで十分だね」というわけで、シエンタは実にお買い得なクルマといえそうです。

 「運転楽しかったです。取材もすごくおもしろかったです! ユミさんはいつも、こんな取材をされているんですか? いいなぁ。私、家のWISHで練習してきます!」というように、ゆなちぃ臨時部長はやる気をみせていたのでした。ひょっとしたら、部長の座を狙っているのかも。恐ろしい子です……。

シエンタ
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