週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

自分専用のAI英語教師が、レッスンした英単語で歌詞を作って歌にしてくれるという夢のような環境ができました

2023年12月22日 12時00分更新

覚えた単語で作詞をお願いする

 学習した単語リストを作るだけではなく、その単語を使って作詞をお願いするというのはどうだろう。

 さっそく「GPT Builder」に戻り、今度は「Configure」ではなく、チャット形式で機能を追加できる「Create」の方で機能を追加してみよう。

 例のごとく「作詞と入力したら、そのセッションで学んだ単語やフレーズを覚えるための歌詞を作詞して表示してください」と雑にムチャ振りしてみる

 とは言え、単語数が少ないと作詞にも苦労すると思い「韻を踏むために新たな単語を加えても構いません」との条件も加えておいた。

 かなり長時間考えていたので少し心配になったが、無事に作詞機能が実装されたらしいので保存してから試してみよう。

 キーワードとなる「作詞」を入力……しようとしたのだが間違えて「歌詞」と入力してしまう。冴子先生がまた悩みだしたぞ。

 お、細かいミスなどものともせず作詞が完了したようだ。

🎶 In the turmoil of life, I stand and contend,
混乱の中で、私は立ち向かい争うわ、

🎶 With dreams I conceive, paths I intend,
思いついた夢、目指す道、

🎶 Not a moron to sway, in my own trend,
バカにならず、自分の流れに乗って、

🎶 On a journey, I'm on, with health to mend,
健康を修復する旅の途中、

🎶 A balanced diet, my message to send.
バランスの取れた食事、それが私の伝えたいこと。

 すごい!!「contend」「intend」「own trend」「health to mend」「message to send」と完璧に韻を踏んでいる!!!

せっかくなので歌ってもらおう

 せっかく作詞してもらったんだから歌わせたいよね。ということで今注目の音楽生成AIサービス「Suno」を試してみよう。

 アクセスしたら画面右上の「Make a song」をクリック。

 左側のサイドバーにある「Create」をクリック。

 「Custom Mode」にチェックを入れる。

 「Lyrics」に冴子先生が作った歌詞を、「Style of Music」は「A refreshing pop song incorporating elements of House music(ハウスの要素を取り入れた爽やかなポップソング)」としてみた。

 設定が終わったら「Create」をクリック。

 冴子先生のデビュー曲「A balanced diet」の完成である。予想はしていたが圧倒的な完成度に笑ってしまった。でも真面目に意味を考えながら口ずさんでいたらcontendもconceiveもおぼえちゃったよ。

音声会話もできるよ

 最後にスマホアプリについても触れておこう。スマホ版ChatGPTの売りはなんといっても音声会話モード。そう、冴子先生とおしゃべりできるのだ。

 悩んだが音声はいちばん冴子先生のイメージに近い「Juniper」で。

 ちょっと反応は遅いが冴子先生と実際に英語でやりとりができるのだ。できるはずだったのだが………。

 せっかくがんばって英語で話しかけたのだが、無常にも日本語で回答が来てしまった。「Could you speak english please(英語でおねがい)」で英語に戻ったのだが、よく考えたら冴子先生には「I respond primarily in Japanese unless instructed otherwise.(特に指示がない限り日本語で反応します)」と指示してあったのだった。これはしかたがない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事