新車を買った情報2023、唐突ですがもう大政奉還でええじゃないかと思う私は四本淑三です。
今回のテーマといたしますのは前回に引き続きコラテックの2024年モデル「DOLOMITI (ドロミテ)105 Di2 DISC」。シマノの電動コンポ「105 Di2」搭載にして最安のロードバイクということで喜び勇んで買ったものですが、その電動コンポって一体何がいいのよというお話です。
まず誤解のないようお断りしておきますと、電動コンポで動くのは変速機だけ。車輪がモーターで回ったりはいたしません。なのにお高い。だからと言って、
「お隣のご主人、電動コンポ付きの自転車を買われたそうですのよ」
「あらまあ、ご裕福だこと。宅のはまだ型落ちのスーレコが付いたピナレロですのに」
「うちのなんかデローザのネオプリマートにヴェローチェを付けて喜んでますわよ」
「まあ、旧いのばっかり。やあねえ」
「おほほほほほほほほ」
などと近隣住民の噂になることもありません。
コラテックのドロミテには、同じシマノの手動コンポ「105」搭載バージョンもあり、こちらの税込希望小売価格は25万8500円。それが同グレードの電動コンポ搭載車になると32万7800円。
「7万円も高い。ねえ、なんで高いの? 電動だったらアシスト付きの方が楽じゃない。なのに変速だけって何なのよ!」
現実的にはそうやって身内から叱責されるのが関の山。e-Bikeもそこそこの値段で買える昨今、それも致し方ありません。私もシマノがDi2システムを発表した当初は、一体何のメリットがあるのかさっぱり分かりませんでした。
ところがあるんです。差額が7万円くらいだったら安いと思えるくらい大あり。一体どこにメリットがあるんですか電動コンポには。そこを綴ってまいりましょう。
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