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月2178円で30GB+通話定額付き! 日本通信SIM「合理的30GBプラン」に実際に加入、ホントに高コスパ?

2023年12月10日 12時00分更新

MVNOとしては快適度が高く、昼の速度低下も少なめ

 最後にデータ通信回線としての快適さを示す目安となる、速度測定の結果を見ておきたい。すべて郊外の住宅地で測定しているため、無線区間の差よりも、利用ネットワークであるドコモとMVNO間やその先のインターネットへのデータ伝送の能力の比較と思ってほしい。環境は揃えたわけではないが、結果的にすべて4Gでの接続だった。

 参考として、MVNOの格安SIMの代表と言えるドコモネットワークのIIJmio、サブブランドのY!mobile/UQ mobile、そして楽天モバイルと比較している。

 昼に近い午前中といった混雑の少ない時間帯では、各社フルスピードの速度を記録している。Y!mobileと楽天モバイルが少し低い程度。電波環境の違いもあるため、このくらいの速度が出れば最高速が出ていると言っていいだろう。

11時30分頃(Mbps) 下り 上り
日本通信SIM 135.00 12.50
IIJmio(ドコモ) 158.00 17.10
UQ mobile 132.00 18.50
Y!mobile 95.20 8.63
楽天モバイル 78.00 26.20

 また、格安SIMを動画視聴などで使う場合に重要な昼休み時間帯の通信状態だが、IIJmioが一桁台まで落ちていることに比べると日本通信は健闘している。このくらいの速度が出れば、昼休みの食事のあと、高画質で動画を見て楽しむということもできそうだ。

12時40分頃(Mbps) 下り 上り
日本通信SIM 17.70 11.50
IIJmio(ドコモ) 1.76 12.30
UQ mobile 76.35 19.00
Y!mobile 93.80 7.84
楽天モバイル 74.30 28.00

 夕方の落ち込みもほとんどない。夕方から夜にかけては、一度の速度測定ではなく、継続的に利用していかないと良し悪しは判断しにくいが、今のところ問題はなさそうだ。

18時頃(Mbps) 下り 上り
日本通信SIM 129.00 16.30
IIJmio(ドコモ) 138.00 21.60
UQ mobile 156.00 21.30
Y!mobile 73.10 7.44
楽天モバイル 74.90 26.70

 なお、ネットワークがドコモなので、今年に入ってから話題になっている通信品質の低下は当然関係してくるが、今回のテストでは繁華街などで試していないため、問題になるようケースには当たらなかった。

月30GBの余裕は大きい!
継続的にデータ通信を使い、通話定額が必要な人におすすめ

 繰り越しがない点など、日本通信SIMが不利になっている部分もあるが、日本通信の30GBプランは安定して毎月25GB程度使い、通話定額も必要とするのなら良い選択であることは間違いない。

 今のところ通信速度という面でもMVNOのなかでは良好なと思われ、昼休みの速度の落ち込みも少ない。この条件に合致した人は検討してみてほしい。

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