違いがわかる人には高コスパな「Anker」
ガジェット好きにオススメな技術力
モバイルバッテリーで定評のあるAnkerは、単純なスペックではなく製品のトータルパッケージでの仕上がりでバランスが取れている印象。独自の回路設計や、部品の品質などによる長寿命化やGaN(窒化ガリウム)採用による高効率化など、単純なスペック比較では判断できない部分に注目したい。例えば、ポータブル電源に搭載されているLEDライトはランタンのような広い範囲を照らすものになってるなど、使用シーンをイメージした設計をしている。競争の激しいジャンルであるため、品質と価格のバランスにも苦心しているという。
一方、昨今課題になっているバッテリーの廃棄・回収に関しては、自社製品に限定されるが、専用窓口で回収を受け付けている。
今後の製品展開に関しては、既存ラインナップの拡充やブラッシュアップとともに、カバーしていない領域、ジャンルを埋める製品開発に取り組む姿勢を見せる。eufyやNEBULAなどの家電製品とのシナジーや、「Anker EverFrost Powered Cooler」のようなアウトドア向け家電なども、ニーズに応じて開発していきたいとのことだ。
■10年使える大容量バッテリー/リン酸鉄系
「Anker 767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh) 」
定格出力2000W (瞬間最大2400W)、2048Whと高出力大容量。GaN(窒化ガリウム)を採用することで、変換効率96%と高効率を実現。実効容量(実際に使える容量)も100Wh程度増え、発熱も抑えられるので構成部品へのダメージも軽減できるという。バッテリー、電子部品など含めた耐久性は約5万時間と長寿命化を実現。製品保証は最大5年で、実使用で10年は使用可能という。本体にはLEDのパネルライトを搭載。本体サイズは約52.5×39.5×25cm、重量約30.5kg。
■Amazon.co.jpで購入
■Anker 767の容量を倍増
「Anker 760 Portable Power Station Expansion Battery」
付属のケーブルでAnker 767 Portable Power Stationと接続することで、バッテリー容量を倍増できる。本体上に重ねて置けるデザインで長時間の使用に対応する。
■Amazon.co.jpで購入
■最大2.5時間でフル充電
「Anker 531 Solar Panel 200W(Anker 767 Portable Power Station専用)」
Anker 767 Portable Power Station専用のソーラーパネル。200W出力で最大5台並列接続することにより、約2.5時間でフル充電できるポテンシャルを持つ。太陽の位置に合わせて3段階の角度調整が可能。
■Amazon.co.jpで購入
■5年保証の高コスパモデル
「Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)」
定格出力最大1500W (瞬間最大2,400W)、容量1229Whと、必要十分なスペック。重量約19kgで持ち運び可能。備えて安心、使って便利な高コスパモデルだ。
■Amazon.co.jpで購入
■バッテリー取り外し可能な冷凍冷蔵庫
「Anker EverFrost Powered Cooler」
30Lモデルで42時間の冷却持続時間があり、1泊キャンプで保冷とスマホなどの充電などに対応する。設定可能温度はー20~20℃。4種類の充電に対応。
(次ページ:急成長するポータブル電源の新星「EcoFlow」)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります