ラジオ感度はめっちゃ良好!
実際に使ってよかったところと、ムムム?なところ
それでは実際にSCR-B3を使った感想をお伝えします。まずラジオですが、受信感度の高いデジタルチューナーと、全長実測63cmのロッドアンテナを搭載しているおかげか、FM、AMともに感度は良好でした。TUNINGツマミもそれほどシビアではなく選局しやすかったです。
ステレオ録音/再生対応カセットデッキの再生時の音質は良好。再生速度も正確だと感じました。ただちょっと気になったのが「セミオートストップメカ」。再生や録音時にテープの最後まで到達すると自動的に停止しますが、早送りや巻き戻しの場合には自動的に停止しません。
「停止させないで早送り/巻き戻し動作を続けると故障の原因となります」とありますが、本製品だけでなくテープを傷める可能性もありますよね。次期モデルではぜひ「フルオートストップメカ」が採用されることを期待したいところです。
もうひとつ気になったのがラジオ録音時のノイズ。今回試したところ、放送に含まれていない「シャー」というホワイトノイズが記録されていました。我慢できないほどではないのですが、こちらも次期モデルでは改善してほしいですね。
再生はカセットテープだけでなく、USBメモリー/microSDメモリーカードに記録したMP3ファイルも聴くことができます。FUNCTIONつまみを「BT/USB/SD」に合わせておけば、カードを挿し込むだけで、数秒で再生がスタートします。スペック表には「最大容量は32GB以下」と記載されていますが、今回試したかぎりでは128GBのUSBメモリーを認識できました。ただし128GBのUSBメモリーでは再生中に音が小刻みに途切れたので、大容量のUSBメモリーは認識できても、再生時に不具合が出るのかもしれません。
USBメモリーとSDメモリーカードを挿していない状態でFUNCTIONつまみを「BT/USB/SD」に合わせると、Bluetoothのペアリングモードに入ります。あとはスマホのBluetooth設定から「SCR-B3」を選択すれば、ペアリングが完了します。2回目以降は接続操作は不要で、自動的につながります。
音質についてはMP3プレーヤー機能利用時と変わりませんが、操作性は断然スマホを使ったほうがよいですね。SCR-B3は、日常的にはスマホから利用してラジカセ感を味わい、ここぞと言うときにカセットデッキを使う……というのがいいかなーと個人的には思います。
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