週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

GPU負荷が高いゲームもフレームレートが重要なゲームも快適

ゲーミングPCデビューにおすすめのスペックで約18万円と魅力的な17.3型ノート「Katana 17 B12V」シリーズ

2023年11月21日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 続いてKatana 17 B13Vシリーズ。サイズは17.3型で同じだが、パネルスペックは解像度が2560×1440ドットと高く、リフレッシュレートが240Hzとより速い。CPUはCore i9-13900HでPコア6基、Eコア8基の14コアで20スレッドと最新かつより多くのスレッドに対応している。そしてメモリは16GB×2枚の32GBだ。

 このスペックの違いから言えるのは、Katana 17 B13Vシリーズがよりeスポーツ向けと言える点だ。先のベンチマークのとおり、eスポーツ向けタイトルではKatana-17-B12VFK-038JPでも若干、パフォーマンスに余裕がある。つまりリフレッシュレートがより高ければそれを活かすことができる。とくにCPUではCore i9-13900Hがより高クロックである点で、eスポーツ系のGPU負荷が軽いタイトルで効果を発揮する。1フレームの描画が数百fpsともなると、それをさばくCPUの処理速度がより重要になってくるためだ。GPUが同じでも、eスポーツゲームをより優位な環境で進められるのがKatana 17 B13Vシリーズと言える。しかし、カジュアルゲーマーならKatana-17-B12VFK-038JPの144Hzというリフレッシュレート、144fpsが十分に出るスペックで快適と言えるのではないだろうか。

 メモリに関してはKatana-17-B12VFK-038JPの16GBでも基本的には問題ない。SO-DIMMで実装されているので、後々、メモリ容量が足りないと感じる時が来たなら32GB、64GBへの換装も可能だ(※MSI公認サポート店でのみ増設が可能、メーカー保証も継続する)。Katana 17 B13Vシリーズは最初から32GB搭載している点で、マルチタスク時などでより快適と思われる。

 ストレージに関してはどちらもNVMe対応のM.2 SSDで容量1TBだ。もちろん公表されているスペックでは同じでも、中身まで同じSSDとは限らない。参考までに、Katana-17-B12VFK-038JPのSSDのパフォーマンスは以下のとおりだ。

CrystalDiskMarkの数値

快適さ重視の「こういうのがいいんだよ」的設計

 それではKatana-17-B12VFK-038JP本体を見ていこう。Katana 17 B12Vシリーズはブラックカラーで、背面排気口部分やとくに前面部の意匠にゲーミングノートPCらしさを感じることができる。イルミネーションはキーボード部分のみだが、ここもムードを盛り上げてくれる。

ブラックだけにイルミネーションが映える

背面はシンプルでどんな場所でも使いやすい

 ディスプレイは、ベゼル幅も比較的狭いものが採用されており、天板部に対する画面占有率は高めだ。上部ベゼルの中央にはWebカメラも搭載している。少しユニークなところで、本製品はディスプレイを180°まで倒すことができる。

ベゼルはとくに左右が狭い

Webカメラも搭載

180°まで開くディスプレイパネル

 キーボードは日本語配列で、10キー付きだ。MSIのゲーミングモデルなので、1列目をよく見ると、Fnキーが上下左右キーの左に位置している。ゲームプレイ時の押し間違い抑制のためだ。キーボードのRGB LEDイルミネーションは、4ゾーン分割となっている。上位モデルのように1キーごと設定できるわけではないが、代わりにWASDキーや電源ボタンがスケルトン仕様、スペースや上下左右キーが一部スケルトン仕様になっており、光り方が変わるので判別を付けやすい。キー自体もゲーミング仕様で、高耐久のものを採用しているとのことだ。

キーボードは4ゾーンのRGB LEDバックライトを搭載

ゲームがしやすいキー配置

WASDキーはスケルトン。十字キーなども透過部分が多めで目立つ仕様だ

Fnキーは上下左右キーの左側に配置

タッチパッドもまずまず大きめでカーソル操作がしやすい

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう