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GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載の4KノートPC

ゲームもクリエイティブも楽しめる「Stealth 17 Studio A13V」が快適すぎた

2023年11月15日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 ノートPCのジャンルとしては、モバイルに特化したもの、ゲーミングに特化したもの、そしてクリエイティブな作業に特化したものと大きく分けて3タイプがある。モバイルだと、軽さとバッテリーの持ちが重要なため、消費電力の多い高性能なシステムには振れない。一方、ゲーミングやクリエイティブは、パワフルなマシンであることが重要になる。ゲーミングは画面のリフレッシュレートの速さ、クリエイティブは正確な色味を表現する広色域のディスプレー搭載がキモだ。

 そのため、ゲーミングとクリエイティブとは大きく離れていないものの、両立するには広色域で高リフレッシュレートなディスプレーの搭載が必要となり、少々ハードルは高くなる。

 そうした中で、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、ゲーミングとクリエイティブを両立したクリエイティブゲーミングノートPC「Stealth 17 Studio A13V」シリーズを8月に発売した。従来の「Stealth GS77」シリーズをコンセプトとした“薄型フラグシップデザイン”を踏襲。ハイエンドなモデルに仕上げている。そんな「Stealth 17 Studio A13V」シリーズをお借りしたのでさっそくレビューしていこう。

4K解像度で120Hz駆動、DCI-P3相当の広色域ディスプレー採用

MSI「Stealth 17 Studio A13V」の外観。コアブラックのボディカラーで精悍さがある

 まずは外観から。「コアブラック」のボディに包まれたStealth 17 Studio A13Vは、サイズが397.6×283.5×20.8mm、重さが2.8kg。Stealth GS77シリーズの薄型デザインを踏襲しており、一般的なゲーミングノートPCと比べてスタイリッシュである。

天板はシンプルにロゴが刻印されているのみ。ゲーミングノートPCにありがちな奇抜さはなくスタイリッシュなデザイン

 17.3インチの大画面はさすがに迫力があり、4K解像度(3840×2160)ドットで120Hz駆動のリフレッシュレートを実現したディスプレーは、DCI-P3相当の広色域ということもあり、非常に発色がいい。

17.3インチという画面サイズは非常に広く、4K解像度を活かすにはいいサイズ。ノングレア加工で反射も少なく、DCI-P3相当の色域で発色もいい。

 キーボードはSteelSeriesとコラボレーション開発したRGBライティング機能付き高耐久ゲーミングキーボードを採用。テンキーも備え、キートップはアイソレーションタイプ。一部に幅が狭いキーもあるが、概ねタイピングしやすくなっている。タッチパッドも広く非常に滑らかで、微細な操作もしやすい。ゲームやクリエイティブな作業をする人たちはマウスを使うことが多いと思うが、タッチパッドでの操作でもいけそうだ。

テンキー付きのキーボード。一部キーは幅が狭くなっているが、慣れればタイピングに影響ないだろう

キーストロークもしっかり確保されており、タイピングはしやすい。RGBバックライトなのはゲーミングノートPCらしい

 CPUは、第13世代インテルCore i9-13900Hプロセッサー(6P+8Eコア/20スレッド、最大5.4GHz)を採用。GPUは、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載し、メモリーは64GB DDR5、ストレージは1TB NVMe SSDと余裕のスペックだ。

「HWiNFO64」によるシステム情報表示。GPUのドライバーは、クリエイティブ系の「NVIDIA Studio」がインストールされている

底面のメッシュ状の吸気穴から見えるのは、CPUとGPUを連結して冷やすシェアヒートパイプを採用した、新設計の「Cooler Boost 5」

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