突然ですが、今回レビューするのは工具ではありません。調理器具となる「Toffy電動マルチナイフ」(実売価格7700円)です。
担当の編集者が「ちょっと工具とは違うんですが……」と提案してくれたもの。工具じゃないしなあ、と思いながらも特徴を見ていくと、工具との共通点が多いことに気づきました。すると不思議なことに、だんだん工具といっても過言ではない気がしてきたため、試してみることにした次第です。
そもそも調理は、素材を加工(切ったり加熱したり)して組み合わせ、作品(料理)を作り上げる作業。広義の工作といってもいいわけです。それなら、調理器具を工具として扱っても間違いではないはず。ヨシ。
以上、自分への言い訳が済んだので、製品を見ていきましょう。
工具っぽさが強いけど調理器具です
Toffy電動マルチナイフは2つのブレードを持ち、これをずらして前後に動かすことで、柔らかいものを潰すことなく切ることができるというものです。
ブレードは先端で結合されているため、切っているうちに離れていき、断面がグズグズになってしまう……といった心配はありません。また見ての通り分離も簡単なので、隙間に切りくずが溜まらず、洗いやすいのがいいですね。
ブレードの形は、どちらもパン切りナイフのよう。これが前後に動くとなると、縦に並んだ小さなハサミで切り進む、みたいな感じになります。柔らかいものを潰さずに切れるというのも、なんとなく想像できます。
ブレードが自動で動くため、自分で前後に動かす必要がなく、押し当てるだけで切れるというのも便利なところ。
ブレードは着脱式ですが、装着は押し込むだけ、取り外しはボタンを押して引っ張るだけという簡単な方式。食品を切るだけに衛生面が気になりますが、これならすぐに洗えて便利です。
電動なうえ、押し当てるだけで切れてしまうため、取り扱いは注意が必要。手を離したり、変な持ち方をした場合にはすぐブレードが止まるよう、安全に配慮した設計になっています。
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