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リスニングスタイルも様々! USB搭載「iPhone 15」でハイレゾを聴く

2023年11月03日 19時00分更新

iPhone 15 Plusと据え置き型のDACを内蔵するヘッドホンアンプ「K7」

iPhone 15で楽しむデスクトップ・ハイレゾ再生

 FiiOには、デスクトップリスニングに最適な据え置き型のハイレゾ対応DACを内蔵するヘッドホンアンプ「K7」もあります。日本の半導体メーカーAKM(旭化成エレクトロニクス)のDACチップ「AK4493SEQ」を左右のチャンネルに1基ずつ搭載、内部のオーディオ回路も完全バランス設計として、高インピーダンス設計のプレミアムヘッドホンも力強く鳴らし切ります。

 K7側の端子がUSB Type-Bなので、「iPhone 15」と接続するために筆者はApple純正のUSB-C-USBアダプタを介したうえで、オーディオグレードのUSB-A/USB-Bケーブルを接続しました。オーディオグレードのものはあまり見かけませんが、USB-C/USB-Bケーブルを用意すると配線まわりがすっきりとします。

ハイパワーなアンプなので、プレミアムクラスのヘッドホンも軽々と鳴らせます

 K7はAC電源ケーブルによる給電を必要とするヘッドホンアンプなので、リスニング中にはiPhoneからの給電は不要です。K7のようなデスクトップタイプのヘッドホンアンプは、MacBookと一緒に使うスタイルが一般的かもしれませんが、iPhone/iPadの画面タップによる楽曲検索・再生ともすごく相性が良いのでおすすめです。

 Apple Musicで配信されているのに、今までiPhoneでロスレスやハイレゾロスレスの楽曲をフルスペックで聴く機会がなかったという方に、今回のレポートが役に立てば幸いです。FiiOの製品以外にも手頃な価格でiPhoneによるハイレゾ再生が楽しめるデバイスは数多くあります。ぜひ期待とマッチする製品を探してみてください。

 
K7の主なスペック
製品ジャンル ハイレゾ対応 DAC内蔵ヘッドホンアンプ
ブランド FiiO
製品名 K7
実売価格 3万7000円前後
アンプ回路 THX AAA-788+×2
DACチップ AK4493SEQ×2
デジタル入力 USB、光、同軸 各1
アナログ入力 RCAライン×1
アナログ出力 RCAライン×1、ヘッドホン(バランス1、アンバランス1)
USBサンプリングレート PCM 384kHz/32bit、DSD 256
外形寸法 W120×H168×D55mm
質量 約610g
 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 
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