「iPhone 15」にUSB-Cコネクターが搭載されたことで、ハイレゾ再生に対応するオーディオ用アクセサリー機器の楽しみ方が広がりました。オーディオブランドのFiiO(フィーオ)が発売するラインナップの中から、iPhone 15によるハイレゾ再生の可能性を広げる3つの製品を紹介します。
機動性重視! USBイヤホンとポケットDAC
ピックアップした3つの製品は音質や機能も異なりますが、今回はiPhone 15と組み合わせて楽しむ際のスタイルの違いに注目します。
「FH11」はハイレゾ対応の有線イヤホン。アンダー1万円と価格がとても手頃でありながら、バランスドアーマチュア型とダイナミック型のハイブリッド構成を採用。ケーブル交換にも対応します。切れ味鋭く、煌びやかなサウンドを特徴としています。
USB-Cコネクターを搭載するデジタル接続のケーブル「LS-TC1」に交換すると、iPhone 15 Plusに直つなぎができます。ケーブルに内蔵するDACはPCMの最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応しているので、Apple MusicやAmazon Musicのハイレゾロスレス楽曲の多くが、ダウンコンバージョンなしの高音質で聴けます。
「KA3」は、BTR7よりもさらに小さなポケットサイズのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプです。通常の3.5mmヘッドホン出力のほかに、4.4mm/5極のバランス出力にも対応。ESS TechnologyのDACチップ「ES9038Q2M」による緻密なサウンドが特徴です。小柄ながらハイパワーなので、オーディオグレードのヘッドホンも軽々と鳴らせます。価格はオープンですが、実売価格は1万5000円前後。手頃なハイレゾ入門機です。
KA3とイヤホンケーブルのLS-TC1はバスパワー駆動になるため、iPhoneによる給電が必要です。音楽再生により消費されるバッテリーの容量は軽微とはいえ、長時間のリスニングに使う場合はやはりバッテリーを内蔵するBTR7の方がのめり込めます。
FH11の主なスペック | |
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製品ジャンル | ハイレゾ対応 有線イヤホン |
ブランド | FiiO |
製品名 | FH11 |
実売価格 | 9800円前後 |
形式 | 密閉 |
ドライバー | 10mm口径 ダイナミック型/バランスドアーマチュア型 |
周波数帯域 | 20Hz〜40kHz |
インピーダンス | 24Ω |
感度 | 111dB(1mW) |
質量 | 約10g |
KA3の主なスペック | |
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製品ジャンル | ハイレゾ対応 DAC内蔵ヘッドホンアンプ |
ブランド | FiiO |
製品名 | KA3 |
実売価格 | 1万5000円前後 |
DACチップ | ES9038Q2M |
デジタル入力 | USB |
ヘッドホン出力 | バランス×1、アンバランス×1 |
USBサンプリングレート | PCM 768kHz/32bit、DSD 512、DSD265 |
外形寸法 | W20.2×H56.3×D12mm |
質量 | 約17.5g |
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