パナソニックの蓄電システム「eneplat」
「Vehicle to Home」では、パナソニックの蓄電システム「eneplat」を展示。16面マルチモニターを使って、EVとの新たな関係を提案してみせた。
「脱炭素社会に向けて、家とクルマの関係が大きく変わると同時に、再生可能エネルギーを最大限に生かすための取り組みが求められている。これまでは、太陽光で発電し、余った電気は売電することがお得だったが、売電価格が下がり、自分で使用する自家消費の方がお得になる。蓄電システムに加えて、EVも蓄電池として利用することでエネルギーを最大限活用する提案ができる」とする。
パナソニックならでは特徴となる蓄電池とEVへの同時充放電を行い、太陽光発電した電気をより有効活用できるという。ここでは、AIを活用したマネジメントシステムが稼働し、日射量の予報をもとに蓄電池を柔軟に制御。HEMSであるAiSEG2と、eneplatとの連携による「AI ソーラーチャージPlus」を通じて、最大自家消費率90%を実現できるという。
また、最大6kWの高出力放電により、EVにもスピーディーな充電が可能になるほか、非常時に停電した際にもeneplatの蓄電池やEVを利用することで、最大4日間は普通に生活ができる電気を確保できるという。
さらに、EV充電のシェアリングサービス「everiwa」を通じて、EV向けに電気を提供したい人と、EVに充電をしたい人をアプリでマッチングし、公共施設などに展開している充電設備を利用して、充電サービスを提供。地域全体の充電インフラの整備にもつながるという。Everiwaは、みずほフィナンシャルグループと共同で進めている取り組みだ。
一方、パナソニックグループでは、主催者プログラムである「Tokyo Future Tour」にも出展。自動搬送ロボット「ハコボ」にカプセルトイを搭載し、イベントオフィシャルグッズの移動販売を行った。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります