USB給電65Wモデルと15Wモデルで違いはあるの?
USB Type-CでiPhone 15 Pro Maxの映像出力&充電できるって本当? ディスプレー8台で検証
まずはUSB PD(最大65W)対応モデルで検証
JN-215VFHD-C65Wの主なスペック | |
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パネル | 21.5型VA(非光沢) |
解像度 (アスペクト比) |
1920×1080ドット(16:9) |
インターフェース | HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか |
USB給電 | 最大65W |
消費電力 | 最大23W、通常17W、省エネ15W、スタンバイ0.5W |
サイズ/重量 | 約494(W)×174(D)×354(H)mm/約2.7kg |
Amazon価格 | 1万5480円 |
JN-215VFHD-C65WはUSB Type-Cから最大65W供給できるモデルで、対応スマホ・ノートPCの充電と映像出力を同時にこなします。iPhone 15 Pro Maxをつないでみると、あっさりと映像が出て、普通に充電もできました。
ワットチェッカーでディスプレーの消費電力を確認したところ、約35Wで安定しました。外部電源で充電できるノートPCをつないだ時のディスプレー単体の消費電力は18Wだったので、17WぐらいでiPhone 15 Pro Maxを充電していたことになります。
もちろん、ディスプレー側で消費する電力が、iPhone 15 Pro Maxに充電する以上に消費している可能性もあります。USB PD動作時に動くチップや回路もありましょう。なので、この値はご参考までに。
実はより詳しい情報を調べようとUSBテスターも試したのですが、なぜか僕の持っているモノだと充電はできても映像が出なくなったので、泣く泣くあきらめました。だって映像出力ぶんの電力が減ってたら正確な測定にならないと思ったからです。
JN-IPS2380FHD-C65W-Nの主なスペック | |
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パネル | 23.8型IPS(非光沢) |
解像度 (アスペクト比) |
1920×1080ドット(16:9) |
インターフェース | HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか |
USB給電 | 最大65W |
消費電力 | 最大≦28W(※USB Type-C給電時は最大100W)、通常≦17W、省エネ≦12W、スタンバイ≦0.5W |
サイズ/重量 | 約540(W)×173(D)×403m(H)mm/約2.7kg |
直販価格 | 2万980円 |
続いて、同じく最大65W供給のJN-IPS2380FHD-C65W-Nを試してみました。こちらもサクッと映像が出て、充電も始まりました。こちらはディスプレーの消費電力が21Wで、iPhone 15 Pro Max接続時は34Wだったので、13Wぐらい供給していた計算になります。
JN-HSP238IPSFHD-C65Wの主なスペック | |
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パネル | 23.8型IPS(非光沢) |
解像度 (アスペクト比) |
1920×1080ドット(16:9) |
インターフェース | HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか |
USB給電 | 最大65W |
消費電力 | 最大≦24W(※USB Type-C給電時は最大100W)、通常≦11W、省エネ≦8W、スタンバイ≦0.5W |
サイズ/重量 | 約541(W)×220(D)×400~510(H)mm/約4.4kg |
直販価格 | 2万2980円 |
最大65W供給モデルのトリは、多機能スタンドが便利なJN-HSP238IPSFHD-C65W。なんら問題なく映像出力と充電をこなしました。ディスプレーの消費電力は13Wで、iPhone 15 Pro Max接続時は24W。ゆえに、こちらの電力供給は11Wぐらいです。
ネットで調べてみると、iPhone 15 Pro Maxの充電に関する最大電力はいくつか説がありますが、アダプターとケーブルの組合わせ次第では25W以上の場合もあるそうな。それと比べると、11~17Wという結果はいささか低いと思われるかもしれません。
僕的には、ずっとアップル純正の「MagSafe充電器」(最大15W)+「20W USB-C電源アダプタ」の組み合わせを使っているのですが、それが13Wぐらいだったので、特段充電が遅い気はしませんでした。少なくともここまで紹介してきた製品では、いつまで経っても充電できないなんて心配はしなくても良さそうです。
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