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ほぼ2万円のAndroidタブ「Redmi Pad SE」は性能そこそこで動画とウェブを楽しめる

2023年10月29日 12時00分更新

◆カメラはビデオチャット用、急速充電なしはやや厳しい

 続いてカメラについて確認すると、背面のカメラは800万画素/F値2.0とこちらも高いとは言えない性能だ。もっとも端末の性格上、外に持ち出すケースは少なくカメラの利用頻度も低いと考えられることから、これくらいの性能でも問題になることはないだろう。

Redmi

背面のカメラは800万画素の1眼構成。性能は高いとはいえない

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実際に撮影してみた写真。明るい場所であればそれなりに綺麗に撮影できるが、細かな部分の潰れなどはやむを得ないところ

Redmi

最大で5倍のデジタルズームが可能だが、さすがに厳しい

 前面のフロントカメラも500万画素/F値2.2と、こちらもあまり高いとは言えない性能だ。こちらはビデオチャットが主な使い道となるだろうが、105度と画角が広かったRedmi Padと比べると画角が狭いので、家族で同時にビデオチャットをするようなシーンではやや厳しい。

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フロントカメラで撮影した写真。画角はあまり広くないのでビデオ会議などは基本的に1人での利用が主になるだろう

 バッテリーはRedmi Padと同じ8000mAhだが、急速充電に対応していないので充電に時間がかかるため、バッテリーが切れてしまうと復帰に時間がかかるのが痛い。充電はこまめにすることを心がけておいた方が、運用上安心だろう。

 なお生体認証は顔認証のみで、指紋認証は備わっていない。通信もWi-Fi(2.4GHz/5GHz)のみなので、やはり自宅内での利用を前提に、付加機能を抑えているといえそうだ。

【まとめ】コンテンツ視聴には適しているがそれ以上を求めると厳しい

 まとめるとRedmi Pad SEは、値上げラッシュの中にありながらほぼ2万円という低価格を実現しており、動画配信サービスや電子書籍などを楽しむという部分での満足感は高い。価格や性能的に見てAmazon.co.jpの「Fire HD 10」あたりが対抗馬となりそうだが、OSがAndroidベースでグーグルのアプリが使えることから、Fireシリーズでは制約が多い「YouTube」が快適に楽しめる点は大きなメリットとなりそうだ。

 一方で、Androidタブレットとして見た場合、性能はかなり抑えられており、ゲームプレイなどはかなり厳しいと言わざるを得ない。メモリーもAndroidの操作が快適にできるギリギリの水準なだけに、動画や書籍、それに加えてビデオ会議アプリなどの利用に留めるなど、快適な運用には割り切りが求められることを覚えておきたい。

Xiaomi「Redmi Pad SE」の主なスペック
ディスプレー 11型
画面解像度 1920×1200ドット
サイズ 約255.53×167.08×7.36mm
重量 約478g
CPU Snapdragon 680
内蔵メモリー 4/6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 13(MIUI 14)
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 約800万画素
イン:約500万画素
バッテリー容量 8000mAh(10W)
USB端子 Type-C
カラバリ ミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープル
価格 2万1800円
 

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