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乗ろうよ、飛行機!

世界最大の旅客機「フライングホヌ」3号機が念願のハワイに着陸した日

2023年10月25日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

2023年、ついに3号機が空へ
初有客フライトに向けピカピカに磨かれる

 そんなかわいそうな3号機が、10月20日にいよいよ旅客便として投入されることになり、デビューに向けて、ANAでは機体の洗浄や機内清掃が始まりました。機体に関してはほとんどフライトをしていないため、油汚れなどは少ないものの、空港周辺の土埃がまじった雨だれによる汚れが目立つ感じです。

 機内清掃に関しては、ほとんど使われていないため目立った汚れはないものの、エアコンなどにホコリが付着しており、そのあたりは気をつけて清掃をしたとのこと。ちなみに機内清掃時に取材で筆者も入りましたが、2年が経過してもいわゆる「新車」のような匂いが残っていました。トゥールーズからのデリバリーの際にも筆者は取材で機内に入っているので、少し懐かしくもあります。

成田の格納庫で機体洗浄中の3号機

白い部分は雨だれによる汚れが目立っていた

ブラシとモップ、そしてパッドの3種類を使い、洗剤を使って丁寧に汚れを落としていく

機内清掃にはANAグループ社員もボランティアで参加。ANAグループ社員でもA380に乗る機会はなかなかなく、貴重な体験のため多数の応募書が集まったとのこと

 こうした準備を経て、10月20日に成田空港からNH182として、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港へフライト。トラブルもなくハワイに着陸し、折り返しNH181として成田空港へと飛び立っていきました。

 今後、ANAのA380は3機体制となり、成田から1日2便の運航となります。何号機がどの便に……というのは固定されていないので、どの機体に当たるかは運次第ですが、それもまた楽しみのひとつといったところ。

ダイヤモンドヘッドに向かって離陸していくフライングホヌ 3号機

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