Midjourneyは10月19日、同社が提供する画像生成サービス「Midjourney」に、作成した画像の解像度を「2倍」「4倍」に拡大するアップスケール機能を追加した。
生成時間は「4倍」で3分弱
Midjourneyで生成される画像は1024×1024ピクセルがデフォルトになっていたが、本機能により2048×2048ピクセル(2倍時)、4096×4096ピクセル(4倍時)に高解像度化できるようになった。
アップスケール機能を利用するには、まず従来の方法(/image に続いてプロンプトを入力)で画像を生成する。4枚の候補が表示されるので、アップスケールしたい画像(今回は3枚目なのでU3)を選択する。
選択した画像が1024×1024ピクセルで生成され、その下に新たに「Upscale(2x)」「Upscale(4x)」ボタンが表示されるのでどちらかをクリックする。
しばらく(筆者の環境で2倍で2分弱、4倍で3分弱)待つと、アップスケールされた画像が生成された。
一番左が従来の1024×1024ピクセル。4倍の4096×4096ピクセルならA3プリントアウトにも耐えられるレベルだ。
同社はアップスケーリング処理はまだ不安定な状態であり、ごくまれに画像が黒くなったり破損したりすることがあると認めているが、ユーザーのフィードバックに基づいて修正していくとしている。
なお、競合となるAdobeの画像生成AIサービス「Firefly 2」のデフォルト解像度は2048×2048ピクセル、Stability.AIの「DreamStudio(SDXL使用)」は1024×1024ピクセル、マイクロソフトの「Bing image creator(DALL·E 3使用)」も1024×1024ピクセル、有料の「ChatGPT Plus(DALL·E 3使用)」は1024×1792(縦長画像の場合)となっている。
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