週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

マクラーレン史上、最も街乗りしやすい「マクラーレン GT」の快適性がクセになる

2023年10月21日 15時00分更新

◆高級車らしい上質感のある流れるようなデザイン

 最後にデザインだが、前から後ろにかけて流線型になっているボディーは本当に美しい。ドアは斜め上にあがる「ディヘドラルドア」なので、スーパーカーっぽくてカッコイイ。エアロもスーパーカー然としたゴツイものではないので、エレガントさすら漂う。フロントボンネットの下にはエンジンではなく150Lのトランクルームがあるが(エンジンは後ろなので)、ここはかなり深く、ゴルフバックも入るそうだ(ゴルフしないので不明)。リアにも470Lのトランクがあるが、エンジンルームがあるため底が浅いので、あまり大きなものは入れられなさそうだ。

 ホワイトレザーのシートも上質で、電動調整式のヘッドレスト一体型のセミバケットシートはホールド感もいい。長時間乗ってても腰が疲れなかった。インフォテインメント用ディスプレイはグレアなので、日が当たると非常に見づらいが、メーター周りの液晶はアンチグレアなのでこちらは見やすい。

マクラーレン

ホワイトレザーが美しい運転席

マクラーレン

ハンドルはボタンがなくてシンプル

マクラーレン

太いサイドシル

マクラーレン

フロントタイヤ

マクラーレン

リアタイヤ

マクラーレン

フロントのラゲッジスペース

マクラーレン

リアのラゲッジスペース

マクラーレン

リアのハッチはボタンで閉める

マクラーレン

アクセルはオルガン式

マクラーレン

パーキングブレーキはちょっとわかりづらい位置にある

マクラーレン

スピーカーはイギリスのブランド「Bowers&Wilkins(バウワース・アンド・ウィルキンス)」

マクラーレン

シフトはなく、すべてボタンで操作

マクラーレン

ドライブモードはここのスイッチで変更する。先に下の「Active」ボタンを押して光らせてからでないと、モードの切り替えはできない

マクラーレン

スポーツモードのインフォメーション

マクラーレン

Trackモードのインフォメーション

【まとめ】大きいことを除けば実用的なスーパーカー

 マクラーレン GTはグランドツアラーなので大きくて小回りが効かない。コンパクトカーのようなシティーコミューターではないのだ。しかし、一般道の大通りを走ったり、高速道路を走るときは、これほど適したクルマはない。

マクラーレン

ドリンクホルダーは3ヵ所ある

マクラーレン
マクラーレン

シガーソケットも装備

マクラーレン

USB端子はType-A

マクラーレン

グローブボックスは狭い。メーカーの配慮かマスクが入っていた

マクラーレン

ヘッドレスト一体型のシート

マクラーレン

タッチパネルで様々な設定ができるが、グレアパネルなので反射と指紋が結構キツイ……

マクラーレン

もちろん、スマホを接続して音楽などを聴ける

 2シーターなので大勢で移動するというクルマではないが、たとえば大切な人と2人で東京から京都あたりにお出かけ、なんてシチュエーションには最適だ。ドライバーとパッセンジャー(助手席側の人)が肉体的な疲労を感じることなく片道450kmを走りきれるだろう。

 とにかく久々に乗っていて気持ちがイイと感じた。高級車はその金額の高さやハイパワーもあって、乗るときにかなり緊張するのだが、マクラーレン GTは最初に緊張しただけで慣れてしまえば、普通車のような感覚で運転できた。

マクラーレン

 スケジュールの都合ですぐに返却しないといけなかったが、お別れしたくない! と強く思わされたクルマだった。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事