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文中リンクや電話番号は詐欺師につながるだけ

最強の詐欺メール回避術は「検索」~身に覚えのない請求にヒヤッとした話

2023年10月19日 17時30分更新

文中リンクは罠だと思って行動すべし

 逆に言えば、身に覚えのない請求メールに書かれている電話番号にアクセスしたり、メールに含まれているURLにアクセスしたりしてしまうことは、詐欺に遭う可能性が非常に高まってしまうことを意味しています。

 もし、わずかでも心当たりがあって、送られてきた請求メールを完全スルーできないような場合は、とにかく検索して正規のカスタマーサービスへの連絡を試みる必要があります。

 また、よく利用しているECサイトから身に覚えのない請求が来ている場合でも、やはりそのメールの内容にそのまま従うのではなく、いつも自分が自発的に買い物するときのようにログインしてマイページの確認をするべきです。

 自分の購入行動に問題があるのなら、必ずマイページにその旨が掲載されているはずであり、そこから対処していけば本当の問題は解決します。

 なお今回の「検索する」という対処方法は、迷惑電話による詐欺にも効果的です。

 着信した見知らぬ電話番号にすぐさま反応するのではなく、いったんやり過ごしてその番号を検索してみると、有志の方々による「迷惑電話データベース」にヒットすることがあります。自分に関係のない業者からの電話なら着信拒否をすればその後の被害を防げるでしょう。

 ……ということで、今回の投稿者さんが動揺のあまり、メールを精査することなく検索をしたことでヒヤリ案件を回避できたことは、まさに「グッジョブ」であると言えるでしょう。今後は、逆に動揺し過ぎてメールに即反応してしまうことがないことを強く祈りたいと思います。

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