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カブ好きが青山に集結! カブ主総会に日本中のカブ乗りがやってきた

2023年10月21日 12時00分更新

◆会場では著名人によるトークショーも

スーパーカブ

 イベントはコンテストを兼ねたオフ会のほか、トークショー、そして物販といったもの。 1階のショールームは、カブ以外のプロダクトは取り除かれ、代わりに椅子が並んでいました。

スーパーカブ
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 休憩室1階だけでは席が足りないようで、普段は関係者しか立ち入ることができない2階の一部も開放。そこにはカブに関する書籍が並ぶほか、ヘルメット置き場などが用意されていました。

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 物販エリアに目を向けると、カブグッズがいっぱい。オシャレなTシャツのほか、腕時計もあったり。そしてイベント限定のピンズも。1100円というお求めやすい価格だったので、カブ熱に充てられた筆者は買ってしまいました……。

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ノンフィクション作家の中部 博さん

 トークショーは、ノンフィクション作家の中部 博さんと三樹書房の小林謙一さんによるカブの歴史を振り返るというもの。お二方ともスーパーカブに関する書籍を上梓されていらっしゃいます。そして中部さんは生前の本田宗一郎さんにインタビューしたことがあるとのことで、約2時間のインタビューをした時の思い出や、当時専務だった藤沢武夫さんとの関係性など、カブ誕生に至るまでの話をされました。

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三樹書房の小林謙一さん

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 小林さんは学生時代にスーパーカブで通学されていたことから、カブの本を出すことを決めたのだとか。その刊行にあたり、デザイナーの木村讓三郎さんに話をうかがったところ、触れてはいけない話題に触れ、すごい剣幕で怒られたことなどの話が。ほかにもカブを知る上で3つのキーワードや「カブは日本では配達バイクのイメージが強いですが、北米では最初からホビーを全面に打ち出して販売していました」といった発売時の情勢、そして「カブというと東南アジアで乗られているというイメージがあると思いますが、アフリカの方がユーザーが多いんですよ」という話も披露されました。

スーパーカブ

 ただただ笑顔に溢れていたという印象の青山でのカブ主総会。「カブって自由なんですよ」「カブに乗っていると、どこまでも行ける気がするんです」「免許を取って、色々なバイクに乗りました。でも、またカブに戻ってきてしまいました。バイクはカブに始まって、カブに終わるんです」そんなカブ主の方々からの声を耳にすると、こんなにも愛されている、人を笑顔にさせてくれる日本製品はほかにないのでは? という気持ちにも。

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 おそらく来年も青山でのカブ主総会は開催されることでしょう。カブ主でなくても、ぜひ足を運ばれることをオススメします。帰る時、きっと手にはカブのカタログを手にされていることでしょう。

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