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スタンダードのiPhone 15が去年のPro並の性能でお買い得!

Apple Watch Serise 9は、性能を大幅に向上させたS9チップを搭載する

Apple Watchは毎年着実に更新されていてるが

 Apple Watchは、正直なところパフォーマンスに大きな変化があるわけではない。毎モデル、性能は向上して、使い勝手が良くなってはいるが、前年のモデルが急速に陳腐化するわけではない。

 しかし、今年のApple Watch Serise 9とApple Watch Ultra 2は、心臓部であるSoCが大きくアップデートされている。S6~S8のSoCはほとんど同じものだったが、今年のS9は性能的に大きく向上している。トランジスタの数はS8の60%増し。

 とりわけ、大きな変化となっているのは、4コアのニューラルエンジンの搭載。ニューラルエンジンはモーションの解析などに大きな力を発揮しており、装着している側の手の親指と人さし指を2度くっつける『ダブルタップ』という操作の検知にも、このニューラルエンジンが使われている。微妙なモーションの変化と、血流の変化を検知して、指での操作を把握してるのだという。

指先をつまむように動かすことで操作する「ダブルタップ」に対応している

 画面の明るさの向上も最新モデルのメリットだ、Apple Watch Ultra 2は3000ニト、Apple Watch Serise 9は2000ニトの最大輝度を実現している。晴れた日の屋外など明るい場所でも画面が見やすくなるはずだ。

Apple Watch Serise 9は2000ニトの最大輝度

Apple Watch Ultra 2は3000ニトの最大輝度を実現している

筆者はiPhone 15 Pro Maxを購入するつもりだが

 というわけで、今回の新製品、筆者としては120mmの望遠レンズを試してみたいし、軽くなったiPhone 15 Pro Maxを買おうと思っているが、お買い得度合いでいえばiPhone 15、iPhone 15 Proに軍配が上がると思う。

 Apple Watchは、もし比較的新しい年式のものをお持ちであれば、今年無理をして買う必要はないと思う。しかし、プレゼンテーションの冒頭で示されたように、Apple Watchは命を救う性能を発揮することがある。もし、お持ちでないのであれば、今すぐ買って使い始めることをお勧めしたい。身近な人、年齢が上の人にほどお勧めしたい商品だ。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

 

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