引っ掛ける、押し当てるの2通りの測り方
コンベックスの使い方は、大きく2つあります。ひとつは引っ掛けて測る方法。テープ先端の爪を端に引っ掛け、そのまま引き伸ばすようにして測るというものです。爪を引っ掛けやすい材料のサイズを測るのに適した方法といえるでしょう。
もうひとつは、押し当てて測る方法。爪を引っ掛けて引き伸ばすのではなく、先にテープを手で引き出してから、対象に押し当てるようにして測ります。先に天井から測る例を出しましたが、あれも押し当てる方法ですね。
ここで問題となるのが、引っ掛けでは爪の内側が基準点、押し当てでは爪の外側が基準点というように、基準点が変わってしまうこと。つまり、この2つの測り方では、爪の厚みぶん誤差が出てしまうわけです。
この誤差を吸収するため、爪の固定部には引っ張ると伸び、押し当てると縮むよう遊びが作られています。
これは基本的な構造なので、大抵の製品で爪が動きますが、意外と違うのがこの固定方法。とくに安物ではテープに直接かしめてあるため、長く使っているとガタがでて誤差が広がる、外れて爪が飛ぶといったことが考えられます。
その点「剛厚セフGロックマグ爪25 5.0m」は、裏に補強用の金具があり、壊れにくい構造。精度の面でも有利です。
ちなみにこの爪の部分にはマグネットが装着されており、スチールやステンレスにピタッとくっついてくれるのも便利なところ。押し当てて測る場合でもズレ難くなるため、とくに長いサイズを測るときに重宝します。
ちょっとお行儀悪い使い方ですが、落として隙間に入ってしまったネジを拾うのにも便利だったりします。
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