週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

JN-IPSC34UWQHDR-C65W-Hレビュー

5万円台でデスクワークを革命?KVM対応の34型湾曲液晶がコスパ良し

2023年09月30日 10時00分更新

USB Type-Cは65W給電に対応
2基のUSB Type-Aを共有するKVM機能も搭載

 映像入力端子は、HDMI 2.0、DisplayPort 1.2、USB Type-Cの3系統を装備。いずれの端子も解像度3440×1440ドット、リフレッシュレート60Hzをサポートしており、USB Type-Cにいたっては最大65Wの給電機能も有している。そのため、USB Type-Cで充電可能なノートPCの場合、映像出力と充電がUSB Type-Cケーブル1本で済むのでかなり扱いやすい。

 さらに、JN-IPSC34UWQHDR-C65W-Hでは、2つの機器からの映像を同時に表示するピクチャーインピクチャー(以下、PIP)とピクチャーバイピクチャー(以下、PBP)をサポートしている。PIPは、サブ画面を左上、左下、右上、右下のいずれかに表示可能で、そのサイズもOSDから「大」「中」「小」と選択可能。

 また、PBPでは左右に1720×1440ドットずつ表示させることができる。ちなみに解像度をPC側で1920×1080ドットに変更しても、アスペクト比10.75:9で表示されてしまうため、このあたりは上下に黒帯が入ってもアスペクト比16:9で表示できるとさらに使い勝手が良いのではないかと思う。

5万円台でデスクワークを革命?KVM対応の34型湾曲液晶がコスパ良し

マルチウィンドウのサブメニューからPIPおよびPBPの設定が可能

 さらに、背面には映像入力端子のほかに、USB 2.0 Type-Bを1つと、USB 2.0 Type-Aを2つ装備し、これらのポートでは5V0.5A、つまり2.5Wまでの給電に対応。このうちType-BをPCに接続することでUSBハブとして利用することができ、マウスやキーボードをPCではなく、JN-IPSC34UWQHDR-C65W-Hに接続して利用可能だ。

5万円台でデスクワークを革命?KVM対応の34型湾曲液晶がコスパ良し

背面に用意された各種インターフェース。左からHDMI、DisplayPort、USB Type-C、USB Type-B、USB Type-A×2、ヘッドフォン出力、電源端子の順に並ぶ

 しかも、JN-IPSC34UWQHDR-C65W-HではこれらのType-Aを2台のPCで共有するKVM機能を搭載。つまり、デスクトップPCとDispalyPortもしくはHDMI、それにUSB Type-Bのそれぞれを接続し、ノートPCとUSB Type-Cで繋いだ場合、2つのUSB Type-AがどちらのPCでも利用可能となり、キーボードやマウスをUSB Type-Aに接続しておけば、両方のPCが操作できるというわけだ。

5万円台でデスクワークを革命?KVM対応の34型湾曲液晶がコスパ良し

KNM機能を使う際の接続方法

 JN-IPSC34UWQHDR-C65W-Hは横幅が大きくスペースを取るため、キーボードやマウスが1つずつで済み、ケーブルも減らすことができるあたりは、ワイドディスプレーとしては理に適った仕様と言っていい。

5万円台でデスクワークを革命?KVM対応の34型湾曲液晶がコスパ良し

KVM機能を使用した際のイメージ

 OSD操作用のボタンは、液晶パネル右側の底部に実装。左からメニュー表示および決定、カーソル移動(順送り)、カーソル移動(逆送り)、キャンセルと4つのボタンで操作する。メニュー表示と各項目の決定ボタンが同じであるため、直感的に使いやすいと感じた。なお、メニューを表示していない際の各ボタンの機能は、左から「メニュー表示」「照準点の表示」「KVM機能の切り替え」「入力ソースの切り替え」となっているが、このうち照準点にはついてはOSDにその設定がなく、ここでしかオン/オフできない点は注意したい。

 消費電力は最大45W、通常25Wとされ、24V4.0Aの96W出力のACアダプターが付属。また、3W×2のスピーカーも内蔵している。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう