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学校教育のICT化を加速する滋賀学園は、MSIのデスクトップPCとモニターで統一した県内有数のコンピュータ室を新設

2023年09月29日 11時00分更新

文● 藤原達矢(アバンギャルド) 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

質問4:滋賀学園高等学校の今後の展望や目標を教えてください

加藤さん:本校としては、学校内で消化するテキストやカリキュラムだけで教育を完結させるのではなく、学校の外に出て地域社会の課題を解決したり、近くの商店街の助けになるような施策を考えたりするようなコンテンツを制作していきたいと考えています。その上でも、DCルームは課題解決型の教育を進める一助になると位置付けています。

 また、県内でもe-Sportsの熱は高まっていて、イベントや大会を通して身近に接する機会は増えてきましたが、いずれも一過性のもので継続的に取り組めている事例はまだ見当たりません。今回、DCルームの新設を通してMSIと協力する機会ができたので、今後も連携を深めながら、チームビルディングや企画・運営などのスキルを身に付けられる継続的な活動機会を創出したいと思っています。

生徒が制作したデザインやイラスト

森さん:ICT化が必要な教育分野は、未来開進コースで行われるようなクリエイター養成課程だけではありません。本校では2024年4月に5年一貫の看護科・看護専攻科を開設予定(認可申請中)ですが、今は看護の現場でもICT教育を受けた看護師の力は不可欠になりました。分野を問わずICTとの連携が必要な中で、本校では時代に合わせた教育を提供するための環境を整備して生徒を迎えたいと考えています。今も看護科・看護専攻科向けの環境整備をMSIに相談していますが、今後も良い協力関係を築いていきたいと思っています。

 また、滋賀県や本校がある東近江市でも、ICTスキルに長けた人材が不足しているとのことです。本校としても教育現場としてICT教育の体制を整えた上で、地域に貢献できることを構想中です。

校舎の全域にWi-Fi環境を整備。生徒は一人一台所有しているタブレットを使ってどこでも学ぶことができる

「アスリート躍進コース」も開設する滋賀学園の玄関には、各スポーツ大会で獲得した優勝旗やトロフィーがずらりと並ぶ

滋賀学園高等学校が導入したモデルのスペック

2023年導入モデル「Trident AS 13TC 483JP」
CPU Intel Core i7-13700F
(16コア(8P+8E)24スレッド)
GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 8GB
メモリー 64GB DDR4
ストレージ 1TB(M.2 NVMe)
OS Windows 11 Home
サイズ 137.06×396.57×410.39mm
ゲーミングモニター「Optix MAG245R2」
パネルサイズ 23.8インチ(16.9)
最大解像度 フルHD(1920 × 1080)
リフレッシュ
レート
165Hz
(オーバークロック設定:170Hz)
応答速度 1ms(MPRT)
パネル種類 IPS
視野角 178度(H)/ 178度(V)

※導入企業向けにカスタマイズされたモデル

導入企業紹介「滋賀学園高等学校」


1933年に和服裁縫の研究所として開設。1999年に現在の滋賀学園高等学校に校名を変更して、男女共学制の運営をスタートした。進学や就職に向けて学内塾の開催や動画教材の活用を積極的に行うなど、卒業後を見据えた在学中のサポートが充実している。2024年4月には、滋賀県内初となる5年一貫教育の看護師養成課程を新たに開設予定(認可申請中)。時代のニーズに合わせた教育を提供しており、県内の教育業界でも同校の施策に期待が高まっている。


関連リンク
MSI
滋賀学園高等学校

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