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東京メトロ、Xフォロワー獲得数で世界2位に 意外な理由

2023年09月05日 15時45分更新

東京メトロ東西線の車両

 東京メトロ(東京地下鉄)の公式Xアカウントは9月5日、同アカウントの過去30日間のフォロワー獲得数が世界第2位となったと投稿。大躍進の理由は、ある定番の「操作ミス」が原因であることも明らかにした。

イーロン・マスク氏に次ぐ順位を獲得

 前述の投稿はGlobal Index(@TheGlobal_Index)というアカウントのポストを東京メトロが引用したもの。引用元のポストによると、9月4日現在、過去30日間のフォロワー獲得数は1位がXの前CEOイーロン・マスク氏(約374万増)で、2位が東京メトロ公式アカウント(約154万増)と続いている。同社の後、日本勢は33位の「PlayStation」までランクインしていないため、世界的にもよく知られた国内有名企業を大きく引き離しての2位という点でも、快挙と言わざるを得ないはずだ。

 しかし、東京メトロの担当者は本件について「【恥ずかしい】」と投稿している。その理由が冒頭で触れた「操作ミス」だ。

誤操作で凍結→凍結解除でフォロワー爆増扱いに

 同社の投稿によると、フォロワー増加数世界第2位となった理由は、8月に担当者の操作ミスでアカウントが凍結状態となった後、解除申請が通り復旧したことによるもの。凍結中はフォロワー0の扱いだったアカウントが、凍結解除後に本来のフォロワー数(約154万)に戻ったことで、Global Index側が「フォロワー数が0から154万に増加したアカウント」と勘違いしたものとみられる。

 操作ミスの内容は同社のできた年をX公式アカウントの誕生日に設定したところ、年齢に関するXのルールに抵触し、凍結されてしまったというものだ。企業や団体の公式アカウントでは比較的事例の多いミスだが、フォロワー増加数世界第2位の称号まで付いてきたことは担当者も予想外だったようだ。

 なお、参考までに「東京メトロ」のブランドで営業する東京地下鉄の設立は2004年、前身となる「帝都高速度交通営団」の設立は1941年、そのさらに前身となる2つの企業のうち、最も古い「東京地下鉄道」は1920年に設立されている。

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